上瀬谷の狸
旧上瀬谷通信隊施設(横浜市瀬谷区)の南東側、武相尾根付近で狸に遭遇しました。3m程まで近づいても逃げないので観察すると、体毛は薄れ、皮膚は広い範囲が赤色で、尻の辺りは皮膚が硬化しているようで病的な様子が窺えました。暫くにらみ合いましたが逃げる様子もありません。
大きな水たまりがあって、先へ進むには狸に1m程まで近付かなければなりません。驚かしてしまうと思い、元来た道を戻って一区画を迂回して水たまりの先へ出ました。それでも狸は動いていません。外傷もない様子で、あるいは寿命の末期かとも想像しました。
横浜市環境創造局環境科学研究所発行の冊子「横浜の源流域環境 -かけがえのない環境を未来へー」を入手、見始めています。良好な環境を示す一例を引用しますが、上瀬谷は帷子川源流域になっています。食物連鎖の上位種の存在は、環境の良好さを示すと何かで読んだことがあります。調査年は2005年です。
海軍道路に狸注意の看板が掲げてあります。一帯には狸に限らず小動物が多く生息するでしょう。最近はあちらこちらに重機が入って埋蔵文化財調査や農地改良などを行っているので、小動物も住みにくいでしょう。
「かけがえのない環境を未来へ」とは相反の状況です。経済も大事だが過ぎてはいけない。何かを留めるのも政治・行政の大きな仕事、どうも銭にしか目が行ってないように思える。
#米軍接収地 #上瀬谷 #花博反対 #テーマパーク反対
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