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2023年1月

2023年1月22日 (日)

上瀬谷の狸

01_20230122204301 旧上瀬谷通信隊施設(横浜市瀬谷区)の南東側、武相尾根付近で狸に遭遇しました。3m程まで近づいても逃げないので観察すると、体毛は薄れ、皮膚は広い範囲が赤色で、尻の辺りは皮膚が硬化しているようで病的な様子が窺えました。暫くにらみ合いましたが逃げる様子もありません。

大きな水たまりがあって、先へ進むには狸に1m程まで近付かなければなりません。驚かしてしまうと思い、元来た道を戻って一区画を迂回して水たまりの先へ出ました。それでも狸は動いていません。外傷もない様子で、あるいは寿命の末期かとも想像しました。

03_20230122204301 横浜市環境創造局環境科学研究所発行の冊子「横浜の源流域環境 -かけがえのない環境を未来へー」を入手、見始めています。良好な環境を示す一例を引用しますが、上瀬谷は帷子川源流域になっています。食物連鎖の上位種の存在は、環境の良好さを示すと何かで読んだことがあります。調査年は2005年です。

02_20230122204301 海軍道路に狸注意の看板が掲げてあります。一帯には狸に限らず小動物が多く生息するでしょう。最近はあちらこちらに重機が入って埋蔵文化財調査や農地改良などを行っているので、小動物も住みにくいでしょう。
「かけがえのない環境を未来へ」とは相反の状況です。経済も大事だが過ぎてはいけない。何かを留めるのも政治・行政の大きな仕事、どうも銭にしか目が行ってないように思える。

#米軍接収地 #上瀬谷 #花博反対 #テーマパーク反対

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2023年1月20日 (金)

「案内書・生麦事件を辿る」、その後

Namamugi 神奈川県立図書館で生麦事件で検索したら、「四次元的路上観察案内書・生麦事件を辿る」もヒットしました。見慣れたと云うより、ヨコハマトリエンナーレ・サポーター活動として皆と一所に制作したA3両面印刷の簡素な案内書です。どなたが献本したのでしょうか。
制作してから日時が経過したので、個人的に最新情報に更新しようと観察・調査を開始した所です。

生麦事件は、旧東海道川崎宿と神奈川宿のほぼ中間の生麦村(現横浜市鶴見区生麦)の路上で発生した外国人殺傷事件、後に薩英戦争の誘因ともなる横浜市における一級の史実です。
時は文久2年8月21日九ツ半(1862年9月14日13時)過ぎ、被害者は横浜居留地から川崎大師に向かったと思われる英国人4人の一行、加害者は薩摩藩主の父の大名行列に準じた総勢400名ほどの一行です。


 

001_20230120174001少し離れた所に記念碑が設置されていますが、現場は路上であり目印になるものがありません。かつては脇の民家のフェンスに事件発生現場を告げる看板(生麦事件参考館設置)が据えてありました。

02_20230120174001このお宅が更地になり、後に3棟の建物が建てられ始たところまで確認していました。先日、その後の様子を確認に行きましたが、何らかの案内すら見当たりませんでした。私は何度も歩いているので周囲の様子から現場を特定できますが、初めての人には見当も付かないでしょう。出来れば行政が、案内を設置しないかと思っています。

#四次元的路上観察 #武相二万歩 #生麦事件

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