鎌倉道上道、下飯田から瀬谷まで
鎌倉道上道の4区間目、横浜市営地下鉄下飯田駅から相鉄線瀬谷駅までを歩きました。現在は横浜市になっていますが、旧鎌倉郡をまだ抜け出していません。
鎌倉の鶴岡八幡宮を起点にして3回で歩く予定でしたが、1回余計になりました。毎度歩き始める時間が遅いこと、予定が狂うと最寄り駅が離れてアプローチが長くなることに寄ります。
とりあえず瀬谷到着ですが、追ってもう少し北まで進もうと思っています。それと全体を何回か繰り返して寄り道ルート、興味ある場所を探そうとも思っています。
上飯田の飯田神社は、主神を左馬頭源義朝とするサバ神社です。飯田神社は紛らわしいと思うのですが、何か理由があるのでしょうか。神社前に庚申塔の類がたくさん並んでいます。これほど多いのは珍しく思います。周辺の区画整理や道路工事のために移動したものもあるかも知れません。
同じく上飯田の本興寺、本堂唐破風下の彫刻は見事でした。木彫と云うと、富山県南砺市井波町を思い出します。何度か街中を散策すると、店先で作業をしていました。この寺の彫刻がどこで造られたかは知りませんが。
上飯田はまだ続きますが、柳明古地図を見ていたら、右下に「新田義貞公進軍の道」と記されていて、鎌倉道を歩いていることを再確認しました。鎌倉に向かうから鎌倉道なので、逆方向にあるいているので何道を歩いているんだか。
この少し先の道筋は古道らしい雰囲気を醸し出しています。何処がと問われても答えにくいのですが、地形に沿って緩やかに蛇行する幅一間ほどの道としか言いようがありません。右側に川があるので、柵はしかたありません。人工的に造られた道は一直線です。
瀬谷駅南口を出て大和方面に進んだ交差点の一角に「世野の原の鷹見塚」がありました。案内が無ければ残土が積みあがっていると思ったでしょう。周囲はお鷹場で、この塚は相模国四郡の総指揮所だったとのこと。幕末まで続いていたそうです。草が茂っていたので上る気も起きませんでしたが、冬枯れのころに上ってみたいです。見えるのは建物ばかりでしょうが。
(2020年11月2日記録)
#鎌倉道 #上道
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