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2020年3月 8日 (日)

「証言集 関東大震災の直後 朝鮮人と日本人」読了

 筑摩書房の宣伝で見かけて取り寄せた、西崎雅夫編「証言集 関東大震災の直後 朝鮮人と日本人」。証言集とあるように、時も年代も性別も場所も、朝鮮人・日本人も関係なく、それぞれの体験や思いが書かれた小文あるいは文書の抜粋をまとめたものです。
 少しづつ読み進んだので読了までに大分時間がかかりました。でも一気に読んでしまうのは氣が重くなり過ぎる内容です。状況によって、集団だと人はここまでひどいことを出来てしまうのかと暗い気持ちになります。

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 横浜市中区天徳寺に「震災殃死者供養塔」が建立されています。街歩きで見つけたものですが、震災殃死者としか刻まれていませんので、民族に関係ないかも知れません。関心を失わなければ、いずれ詳しいことが分かるでしょう。

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 他に、横浜市南区の宝生寺に「関東大震災韓国人慰霊碑」、横浜市西区の久保山墓地に「関東大震災 殉難朝鮮人慰霊之碑」が建立されています。横浜市鶴見区の東漸寺には、大震災直後に朝鮮人を守った当時の鶴見警察署署長だった「故大川常吉氏之碑」が建立されています。

 最近はSNSなどに殺伐とした気配が漂うことがある気がします。過去に学びながら、それらを払拭する行動を心がけたいと思います。 (2020年3月8日記録)

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