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2018年10月 1日 (月)

横浜鶴見の花月園

 京浜急行線に花月園前駅があります。横浜市鶴見区にある各駅電車のみが停車する小駅です。いま駅頭に降り立っても花月園らしきものさえ見当たりません。

 かつて駅の山側に花月園遊園地がありました。開園は1914(大正3)年で閉園が1946(昭和21)年です。その後花月園競輪場に転じましたが、2010(平成22)年に廃止となりました。いまは一旦更地にして基礎整備中と思います。いずれマンション建設が始まるでしょう。
 
 ここまでは前置き。
 先日、京急日ノ出町近くにある古書店で「鶴見花月園秘話」を購入しました。数カ月前に見つけましたが、積読が多々あるので購入しなかったものです。売れずに残っていたのは私に購入しろと言うことかと。
 
 花月園遊園地の頃の様子に興味を持っています。各種遊具は当然として、文化事業も多々実践されていたようです。主なものを列記しましょう。
  ・1914年(大正3)市川猿之助主演の野外劇。
  ・1916年(大正5)から児童絵画展を開催。全国展、国際児童画展も展開。
  ・1922年(大正11)花月園少女歌劇が開演し「東の宝塚」と称される。
  ・園内の弁天堂ほかに、伝運慶作の弁財天、高村光雲作の釈迦像、下村清時(日本画家・観山の兄)作の聖観世音像を安置。
  ・弁天池の回廊に飾られた絵馬:岸田劉生、竹内栖鳳、鏑水漬方、巌谷小波、前田青邨、恩地孝四郎など。
  ・1915年(大正4)7月、東京フィルハーモニー会による野外演奏会(指揮者はドイツ留学から帰国したばかりの山田耕筰)。
  ・1917年(大正6)、花月園で石井莫(近代舞踊の父)による野外舞踏会

 版画家・恩地孝四郎は一時、少女歌劇に関係していたらしいです。
 下村清時(日本画家・観山の兄)作の聖観世音像は、いまは本牧・八聖殿に安置されていて拝観できます。

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