路上観察:鎌倉・釈迦堂切通
鎌倉七口は、朝比奈切通、名越切通、極楽寺坂切通、大仏坂切通、化粧坂切通、亀ヶ谷・巨福呂坂切通です。
釈迦堂切通(図中央の点線部分)は、鎌倉内の切通ですから七口には含まれません。それに崩落の危険があるからでしょう、通行止めになっています。よって人の口に上ることも少ないように思えます。
以前は、規制地点が現在よりもう少し奥だったので、遠目に切通を見たことはあります。引き返す私の横を、強者が規制地点を通り過ぎて行きましたっけ。
周辺を歩いていると、釈迦堂切通が通行可能ならばもう少しウォーキングのヴァリエーションが生まれそうだなんて思っています。
それにこの辺り一帯は、実は結構魅力的な地点なのです。鎌倉時代の三代執権・北条泰時が、父・義時のために建立した釈迦堂があったところと伝わります。それに多くのやぐら群もあるようです。
通行止めの先に進む気はありませんが、横にそれて行ける所まで行ってみる。北側からアプローチしたことはあるけれど、南側からも試してみる。
それに衣張山からけもの道があるとかの情報もあるので、いまは草が繁っているので、晩秋以降にアプローチしてみるとか。
傍からすれば、そんなことを考えて何が楽しいかと思うでしょう。為政者の歴史でなく、それを成し遂げたのは庶民で、庶民の歴史と思ってそれらを垣間見るのは結構面白いです。
あるいはどれほど強制されたかとか。時代が変わってもさして変わらないなとか。
(2017年8月6日記録)
| 固定リンク | 0
コメント