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2015年7月27日 (月)

路上観察:横浜生麦の道念稲荷神社・神明社「蛇も蚊も」

 京浜急行鶴見駅を出ると、JR鶴見駅の反対側の商店街が旧東海道です。横浜方面に向けて道なりに歩きます。国道一号線を横断、JR鶴見線国道駅の高架下を通過すると生麦の魚河岸に入ります。もう少し歩くと、道沿いに道念稲荷神社、さらに先の少し奥まったところに神明社があります。「蛇も蚊も」は、両社の祭事です。
 なお、あまり歩きたくない方は、最寄り駅は京浜急行生麦駅、花月園駅、JR国道駅になります。

 

 「蛇も蚊も」も神事は古くから知っていましたが、見るのは初めてです。今回は神明社に出向きましたが、まず「蛇も蚊も」について、神社に掲げられている案内を次に引用しておきます。なお、本宮が道念稲荷神社、原が神明社になります。

 横浜市指定無形民族文化財 蛇も蚊も
             平成四年十一月一日指定
             行事の日  六月第一日曜日
             保存団体  本宮蛇も蚊も保存会

 蛇も蚊もは、約三〇〇年前に悪疫が流行したとき、萱で作った蛇体に悪霊を封じ込めて海に流したことに始まると伝えられています。この行事は、端午の節句の行事とされ、明治の半ばころから太陽暦の六月六日になり、近年は六月の第一日曜日に行われるようになっています。
 萱で作った長大な蛇体を若者・子供がかついで「蛇も蚊も出たけ、日和の雨け、出たけ、出たけ」と大声に唱えながら町内をかついで回ります。もとは、本宮と原で一体づつ作り、本宮のものが雄蛇、原のものが雌蛇だといって、境界で絡み合いをさせた後、夕刻には海に流していましたが、現在は、両社別々の行事となっています。

                        平成五年三月
                        横浜市教育委員会

 

 蛇を作るのは大人の仕事のようで、子供たちは広場で遊んでいます。それにしても、随分多くの人出です。

 社頭および境内の蛇造りの様子です。およそ20mの長さがあるそうです。
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 蛇につける角や髭、そして老人と子供が菖蒲で作る舌です。
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 出来上がった蛇、そして社を3回廻って街中へ出ていきます。
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 萱場の写真、これは以前に撮影したものです。恐らく足りないでしょうから、どこからか持ってくるのだと思います。
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  (2015年7月26日記録)

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