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2015年2月14日 (土)

音楽:チェンバロの魅力Ⅲ「Toccare ~ 触れる」

  チェンバロ・お話 大塚直哉

  会場       神奈川県民ホール小ホール
  公演       2014年2月11日14:00~16:00(休憩15分)

 

 メインはチェンバロのレクチャー・コンサート。今回のテーマは「Toccare」、触れるという意味。その後にチェンバロの見学、公開レッスンが続きます。

 指導者の話を聞く機会などありません。チェンバロという楽器に沿いますが、音楽の成り立ちや変遷など勉強になります。私自身は楽器も弾けないし、音楽の勉強も中学校まで、こういう機会をありがたく思います。

 大塚直哉は、「バッハ・コレギューム・ジャパン」などの通奏低音奏者としても活躍しているそうですから、あるいは聴いたかも知れません。ただ、単独コンサートは聴いたことがありません。強いて言えば前回の「チェンバロの魅力」です。

 

 レクチャー・コンサートのプログラムは次のとおり。聴いたことがあるのはJ.S.バッハのみ。
Img_20150213_0003

 解説で気になった所は次のようなことです。

 フローベルガーのトッカータは2弾鍵盤用に作られていますが、上6本・下7本の楽譜に記載されているが、これは左手と右手用に分けてある、フレスコバルディは6本・8本、歌のように弾いて、途中でやめても良いとの指示がある。師弟関係で言えば、ルッツァスキー・フレスコバルディ・フローベルガ―。ダングルベールは、小節性のないプレリュードだが、トッカータと同じ。音の長さがないので響きをデザイン、響きを楽しむことが求められる。クープランの書は、触り方の書とも言われるが、タッチで音色が変わる。

 C.P.E.バッハは、トッカータに似ている。ファリオとは狂っているの意味、当時の人は聞いてびっくりしただろう。ドゥ・フリースはピアノ用に作曲されたが、チェンバロでも弾かれるようになった。J.S.バッハは40代で作曲されたが、当時、既に古くなっていたトッカータを挿入した。

 トッカータが判ったとは言えませんが一歩一歩です。私としては、スウェーリンクから旋律の明瞭になったことが印象深かったです。

 

 前回はあった質問時間がなく、すぐにチェンバロの見学・説明が始まりました。

 

 公開レッスンのプログラムは次のとおり。
Img_20150213_0004

 興味深かったのですが、私は2番目まで聞いて退場しました。後の用もあったので。

 ゴールドベルクは3・40代と思われる女性でした。何番目の変奏か判りませんが、初めはとても平板な演奏と感じましたが、次第に表情がついていきました。
 インベンションは小学校3年の女の子でした。普段はピアノを弾いていて、チェンバロは初めて弾くとのことでしたが、とても上手と感じました。言われたこともすぐにフォローして、これからどんどん伸びるだろうと感じました。最後にカップラーを繋いで演奏しましたが、とてもふくよかな演奏になりました。

 少し余計なことですが、全ての子供に音楽でなくても良い、の特質に合わせた環境の与えることが大人の役割だろうなどと考えてしまいました。この小学校3年の女の子を様子を見ていてのことですが、この女の子には何の関係もないことです。

 

 私にはとても充実した時間でした。来年の開催もほぼ決定しているようでテーマは「舞曲」。年に一度は歯がゆい思いもすのですが、楽しみに待ちます。興味がありましたら、来年3月頃の県民ホールのスケジュールを監視して下さい。

   (2015年2月13日記録)

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