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2015年2月15日 (日)

演劇:TPAMショーケース「ソーシャルストリップ」

  作・演出・脚本・出演   大道寺梨乃(FAIFAI)

  会場   ドゥイ山(横浜・石川町)
  公演   2015年2月8日(日)~10日(火)
  鑑賞   2015年2月9日(月) 19:00~21:50(休憩15分)
  参考   公式HP

 

 TPAM(国際舞台芸術ミーティング in 横浜)ショーケース(公募プログラム)中の一演目。昨年10月に横浜・黄金町の演劇センターF、その他でも上演されている。私は見損なっていたので、今回初めて見る。

 会場の「ドゥイ山」は、通常は「ドゥイのこども造形教室」である。建屋は築60年だったかで、元はクリーニング店。実は二年ほど前、寿町から石川町にかけての街歩きイベントの際に見学させて貰ったことがある。舞台はクリーニング店の作業場だった8~10畳ほどの広さの半分程、残る半分が15人ほどの客席とスタッフ席になる。

 舞台の中央にベッド、周囲に自分の部屋から持ってきた小物を並べる。さらに何着もの私服が掛けてある。演劇のために作られた場所でありながら、ある女性の部屋を覗き見しているようでもある。

 進行の基本パターンは、衣装を着替えながら衣装の来歴を語ること。例えば、どこだかの海外の街角で買ったとか、歌を唄って交換したとか。着替えは舞台隅、しかし客の視線を遮ることなどない。あるいは、ベッド上の大きな袋の中で着替えるとか。

 これだと飽きてしまうように思われらかも知れないが意外にそうでもない。下着姿をさらけ出すこともあるが、今時珍しいとも言えない。衣装や小物が自らのものであることが、すなわち自分史に繋がるということか。いやそんなに大それたものでもなく、青春の記憶の断片を浮かび上がらせる。

 身体がさらけ出されると共に、自分の青春の断片をもさらけ出す。そこに面白味や共感が感じられる。一人芝居に強い興味を惹かれないのだが、今回は一人ゆえに成功していたと思う。作戦勝ちか。

 

 いくつか気になる点もあった。

 今回はTPAMショーケースとしての上演であった。海外からの客もいるためか英語主体で進行、途中に日本語も挟まれた。通常は70分ほどの上演時間が90分ほどになって、間延びした感があった。通常版を観たい。

 中間でメイクさんが化粧した。お友達なのだろう、何気ない話をしながら。それはそれで良いとして、前後で大きな変化もなかった。豹変したら面白いのではないか。実は・・・、とか。

 劇中に流れた音楽が「The Ronettes - Be My Baby」、時代が合わないと思ったが、親が良く聞いていた曲とか。それも青春の記憶か。

   (2015年2月14日記録)

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