路上観察:下北半島恐山(2014年10月2日)
青森県下北半島の中央に位置する恐山。11月1日に閉山され、来年5月1日に再び開山されるまで長い冬ごもり。JR下北駅と恐山を結ぶバス路線は運休、恐山休憩所も閉鎖と案内されています。しかし、恐山展望所は11月3日まで利用可能との案内があるので、自家用車など利用すれば入山できるのでしょう。
10月2日、宮城県仙台市から青森県青森市に移動する途中で、恐山を訪れました。今回はJR線・公共交通機関を利用しました。体験して判ることもありますので、何かの参考になればと思って遅れ馳せながら整理しました。
当日の行程は次のとおりでした。
仙台(06:40・はやぶさ95)~(08:35)八戸(08:58)~
(09:38)野辺地(10:13)~(11:03)下北
下北(11:10・バス)~(11:55)恐山
恐山参拝
恐山(13:00・バス)~(13:40) 下北
下北(14:09)~(15:06)野辺地(15:18)~(16:07)青森
ポイントは恐山の滞在時間。下北・恐山間の往復のバス時刻を考慮すると、恐山の滞在時間は1時間か4時間。
1時間あれば参拝と境内一周は十分可能で、恐山の雰囲気を味わえます。4時間は想像ですが、加えて境内の温泉に入る、食事、奥之院巡りなど広範な周遊、いたこの口寄せ(普段行われているか否かは不明)などの見学も可能でしょう。
私は当初4時間を予定していましたが、1時間に変更しました。平日で人出も少なく、紅葉にもまだ早かったので、間が持たないと思ったからです。
食事は、恐山・下北駅前・野辺地駅前で可能です。しかし、今回は移動優先でしたから、この行程では食事が採れませんでした。恐山から戻った下北駅前の土産物店で菓子パン二つを買って電車待ちの間の昼食でした。
なお、行程中に三沢市寺山修二記念館を盛り込みたかったのですが、時間的に無理で諦めました。
以下、写真で恐山の様子を示します。JR大湊線下北駅は、本州最北端の駅です。
恐山行のバス車内では、録音ですが観光案内がありました。歴史や御詠歌が流れます。途中の恐山冷水では、手水を使うほどの時間ですが停車します。なお、冷水であって霊水でないのを不思議に思いました。
恐山の山門を入ると温泉があります。男女別に何か所かあります。すぐ後ろに本堂。
本堂の裏手から火山ガスの噴出する岩肌が続いて地獄に例えられ、湖を取り巻く白砂の浜が極楽に例えられます。
縫うように周遊道、所々に堂があって死者を悼む品々や風車が供えられていたりします。
次に行く機会があれば恐山再訪、下北半島を一周したいです。観光地も多いですが、大間町・むつ市・東通村・六ヶ所村の原発関連施設を遠目にも眺めたいです。
(2014年10月23日記録)
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