路上観察:花の吉野山(2014年4月15日)
春盛りの吉野山を散策しました。桜開花状況は中千本から上千本あたりが見頃だと。
近鉄吉野駅からバスで中千本駐車場へ。そこから徒歩で奥千本・西行庵まで上り、折り返して近鉄吉野駅まで下るコース。一本道で案内もしっかりして
いるので迷うことはありません。進むにつれて歩く人の数は減りますが、それでも前後に人が切れることはありません。
花見ということで穏やかな山道を想像すると大変な間違い、標高差は上り400m、下り600m、距離で12Kmほどのハイキングになります。参考のため、当日のルートとプロフィールを掲載します。歩行3時間・小休止合計1時間ですが、私は歩き慣れていて早足ですから、平均的な歩行速度では3割増しの歩行4時間が目安と思います。
金峰神社を過ぎて少し上ると分岐になります。奥千本・西行庵付近は周回ルートになります。私は反時計回りを選択、右に進みました。
歩きだすとすぐに苔清水、西行も喉の渇きを癒したことでしょう。
少しの間、谷の反対側を上りますが、振り返れば西行庵あたりの桜は少し早いけれど美しい。
尾根道に出たら先ほどの分岐まで進みますが、これ以降は下る一方です。
以下、ルートなりに名所を案内します。金峰神社の一本桜がに陽が差していていて美しい。
高城山展望台周辺はまだちらほらという感じ、遠く二上山が霞んでいました。
吉野水分神社の庭の桜も美しい。コの字型の社殿の一辺が腰掛けられるので、多くの人が小休止しながら桜を眺めていました。
花矢倉からは視界が利いて、蔵王堂や門前の街並みがすぐ傍に見えますが、桜は時期を過ぎたようでした。
ケーブルカーで駅まで下る方法もありますが、歩くほうが早そうなので歩きました。
昨年は奥千本でも桜の盛りを過ぎていましたが、今年は時期的には良かったと思います。天気もまずまずで桜を楽しみました。
この10数年で4回訪れましたが、これで吉野は卒業するつもりです。訪れることがあるとすれば、以前から思っている飛鳥・石舞台脇から古道を歩く時だと思います。いずれ報告する機会があるかも知れません。
(2014年4月19日記録)
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