2013年回顧(4) 音楽
神奈川フィルをメインにして、気の赴くままにコンサートに出かけた。他ジャンルにも出没しているので、その数はそれほど多くないけれど。
1.神奈川フィル定期 第286~294回(287回を除く)
2.神奈川フィル音楽堂シリーズ 武満徹と古典派の名曲第1回
3.みなとみらいクラシック・クルーズ Vol. 47・48・50
4.D.チマローザ「秘密の結婚」
5.J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン全6曲演奏会
6.コムラードマンドリンアンサンブル 第41回定期演奏会
7.バッハの見た世界
8.波多野睦美 朝のコンサート
9.ブリュッヘン・プロジェクト第1回
10.神奈川芸術劇場「N oism1 ZAZA~祈りと欲望の間に」
神奈川フィルは後回しで、まず「みなとみらいクラシック・クルーズ」、安価な料金で様々な音楽を楽しく聴かせてくれる。大いに勉強にもなるのだが、途中から行きそびれてしまった。来年は足繁く通いたい。
「秘密の結婚」、会場はみなとみらいホール・小ホールと限られた空間だったが、ここに大道具を入れてオペラを上演するなんて。出演者・関係者の熱意にまず敬意を表さないといけないと思った。
「無伴奏ヴァイオリン全6曲演奏会」、昨年に続いて2回目。前半3曲からは淡々とした味わいが。後半3曲からは劇的な味わいが。曲間の話で、「パルティータ第2番は受難物語。ソナタ第3番は鐘が鳴り響いて聖霊化。パルティータ第3番は天国」とか。単なる器楽曲だけど深いものがある。
「コムラードマンドリンアンサンブル」、アマチュアの団体。縁あって5回ほど聴いた。多少のばらつきはあったように思うが、高いレベルを保持していることは判る。鈴木静一作品の全曲演奏と言う高い目標を掲げて継続していることが、何よりも素晴らしい。
「バッハの見た世界」、寺神戸亮と曽根麻矢子のデュオ。二人が教職者であることからも、多少、学究的な意味合いが感じられるかと思っていたが、それは微塵もなかった。J.S.バッハやヘンデルはともかく、ピリオッド奏法でコレッリやヴィターリが生で聴けるとは。至福の時間。
「波多野睦美 朝のコンサート」、プログラムにない「さくら」で始まった。隣接の掃部山公園の桜を目の当たりにして付け加えてくれたのだろう。その心遣いのように、やさしい歌声が次々と。何よりこの人の声が好きだ。
「ブリュッヘン・プロジェクト第1回 」、ベートーヴェンの交響曲第2番・第3番。初めて聞いた時はリコーダー奏者だったが、目の前には車椅子で登場、介助を受けて指揮台に移動したブリュッヘンが居た。彼我の時の流れを残酷と感じた。しかし、18世紀オーケストラと共に紡ぎ出す音楽を聴くと、時の流れは偉大だとも思った。深い信頼関係は一朝一夕に築かれるものではない。最初で最後のブリュッヘンと18世紀オーケストラを聴けたことに、大いなる感謝の意を捧げたい。
「Noism1 ZAZA~祈りと欲望の間に」、舞踊だけれどここで。J.S.Bach《ヴァイオリン協奏曲第1番第2楽章 Andante》に振付けたモダンダンスなど。いずれも、とても緊張感を強いられた。それが楽しくもあるが、遊び的要素が少しあっても良い。選んだ音楽によりそうだ。しかし、神奈川公演があれば必ず出かけたいし、いずれは本拠地の新潟リュートピアへも。注目すべきカンパニー。
「神奈川フィル」、一年間、大いに楽しませて貰った。繊細な弦、朗々と菅、輝く打。294回で、何か違和感があったとつたない感想を書いたところ、ゲスト・コンマスから謙虚な望外のリプライを頂いた。いつも聴いているから、それがイレギュラーとは判るし、何かを考えるきっかけであって、それ以上のことはなかったのだけれど。でも、耳を(目か)傾けて頂いたことに感謝するとともに、ますます応援したい気持ちが強くなった。
有志の「We Love 神奈川フィル」にも加えて頂いてアフターコンサートも充実しすぎ。来シーズンからの新体制も楽しみだ。
かくして一年が終わろうとしている。美術展等に関する回顧が間に合わなかったけれど、年内はこの辺で。後半にブログ更新が滞ったけれど、来年は気合を入れなおしてつたない文章を綴ろう。
読んで頂いた皆様の、新年のご多幸を祈念して、2013年を終わります。ありがとうございました。
(2013年12月31日記録)
| 固定リンク | 0
コメント