路上観察:水辺荘まちあるきツアー「消えた運河を探しにゆこう」(2013年11月2日)
横浜の大岡川と中村川に挟まれた一帯(伊勢佐木町や関内地区を含む)は埋立地であり、かっては縦横に運河が通じていたようです。しかし、高速道路や地下鉄建設、その他の理由もあると思いますが、かなり埋められてしまいました。川もないのに、やたらと「橋」の付く地名があったりすることが、その証でしょう。
水辺荘主催の「消えた運河を探しにゆこう」企画を知り、面白そうだと思い参加しました。個人的に大岡川や中村川周辺を歩いたりしていますが、新しいことも知りたいし、知らない方と一緒に歩くのも楽しそうです。
起点・終点は「似て非works」。歩き始めると雨がぱらついたりして多少の予定変更がありましたが、歩いた経路は次のとおりです。
消えた運河は、富士見川跡を通り、吉田川跡(現大通公園)を横切りました。今も残る運河の護岸には船着場の跡が残っていたりして、かっての水運の賑わいが髣髴されました。また古いトラス橋がかかっていたりして、近代化の息吹も感じられました。
森林太郎(鴎外)作詞の横浜市歌の一節に「今は百舟百千舟 泊る處ぞ見よや」とあります。内外各地から横浜港に着いた船荷は、小船に積み替えられ、運河を通って内陸に運ばれたことでしょう。あるいは逆も。そのような歴史も想像されました。
写真を撮ったのですが発色が良くありません。近々、天気の良い日に一人で歩きなおして写真を撮ってきます。しばらくお待ち願います。代わりといっては何ですが、過去記事をご案内、「路上観察:横浜大岡川」「さわやか横浜:きょうの桜(2013年3月29日現在)」。よろしければ一読願います。
最後になりましたが、主催の水辺荘関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
(2013年11月2日記録)
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