路上観察:大磯高麗山(JR平塚駅からJR大磯駅へ)
2013年8月5日、14時30分過ぎにJR平塚駅を出発、高麗山・湘南平を経由して、17時30分にJR大磯駅に到着。歩行2時間・休憩1時間、最高高度は約180m、言わば少し長めの散歩でした。
歌川広重描く「東海道五十三次平塚宿(*1)」の中央の円みを帯びた山が、高麗山です。
JR大磯駅を起点・終点にする周回コースの案内が多いようですが、JR平塚駅を起点にすると、高麗山を正面に望みながら歩くことができます。途中の案内板に掲載されていた写真も一緒に。
平塚駅から山側に100mほどの平塚駅前交差点、左右(東西)に延びる道路が旧東海道、ここを左折すると大きな商店街、往時の面影はありませんが、途中に脇本陣跡、問屋場蹟、本陣跡などの石柱や標識が設置されています。
2Kmほど進むと東海道(国道一号)に合流しますが、そこに平塚宿京方見附跡が設置されています。高麗山は目の前。さらに道なりに数100m進むと、花水川を花水橋で越えます。それまでに進行方向右側の歩道に移っておくと、花水川越しの高麗山の風景が楽しめます。
ここまでに見てきた高麗山の写真を並べて起きます。順に、平塚駅跨線橋から、平塚宿京方見附跡から、花水橋際から。西に向かうので、写真撮るには午前中が良いです。
さらに数100m進んだ高来神社前交差点を右折すれば、高来神社参道。社殿まで進むと右手に高麗山の登り口があります。男坂・女坂に分かれますが、今回は女坂を進みました。
道は少し荒れている所もありますが、案内はしっかりしています。まずは大堂(高麗山)を目指します。湘南平に至るまで林間コースでさわやかな風が吹き渡っていましたが、視界は開けません。30分ほどで頂上到着。高麗山城跡、広場になっていて多少の石造物があります。
尾根道を30分ほど歩くと湘南平、視界が一気に開けます。TV中系塔に上がるのも良し、レストハウスの展望台に上がるのも良し。東は東京・横浜方面、以前来た時にはスカイツリーを確認しました。西は富士箱根、南は湘南の海・太平洋、北は秦野盆地から大山から丹沢山系の風景が広がります。当日は多くの景色が雲に遮られていました。
閑話休題。湘南平には、年末から正月にかけて箱根駅伝の中継基地ができます。湘南海岸を走り抜ける選手たちを写すカメラや多くの中継用機材が並びます。興味あれば、今年末にでも出かけてください。自動車で登れます。
暫く休憩・散策してから、大磯駅に下りました。今回は善兵衛池脇を通る西側のコースを選ぼました。すぐに住宅地に入り込み、面白みはありません。
高麗山を登り始めてから、ひぐらしの鳴き声が続きました。暑い盛りですが、秋が近づいていることを実感しました。
参考として、湘南平にレストラン・トイレがあります。大磯駅付近に島崎藤村旧宅、地福寺内の島崎藤村墓、西行ゆかりの鴫立庵などがあり、時間があれば立ち寄るのも一興と思います。
(2013年8月6日記録)
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