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2013年6月24日 (月)

随想:神奈川フィル・次回(291回)定期コンサートの私的メモ(3)

 バルトーク:管弦楽のための協奏曲(以下、オケコン)に関して。

 レコード屋の分類は管弦楽曲、作曲は1943年でまあ現代曲。バルトーク没は1945年、保護期間50年の日本では著作権消滅、保護期間70年の欧米では著作権が生きている筈。その点からも現代曲と言えそうです。でも、現代曲の思いは希薄です。

 協奏曲は、ドヴォルザーク:チェロ協奏曲のように、独奏楽器(群)と管弦楽が協調・対峙する形式が思い浮かびます。オケコンでは明確な独奏楽器はありません。時代は異なりますが、J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲は、ヴァイオリンとリコーダー2本を独奏楽器とする4番などの他、独奏楽器が特定されない3番などがあります。管弦楽の規模は異なりますが、オケコンはそれらの範疇でしょう。これで判ったことにはなりませんが。
 交響曲的なものに比べ、あるパートが特徴的な旋律を奏で強調される、としておきます。

 

 参考のCD2枚。小澤征爾:サイトウ・キネン・オーケストラとフリッツ・ライナー:シカゴシカゴ交響楽団。第2楽章冒頭の小太鼓の響きが随分異なって聴こえます。楽器そのものか、半世紀の開きがある録音技術の影響か。後者により大きな安堵と鮮明さを感じます。

 5楽章からなり、第1楽章から順に「序章」「対の遊び」「悲歌」「中断された間奏曲」「終曲」の標題付き。

 第2楽章「対の遊び」は、パートの楽器が分かれて演奏(div.)されることで協奏曲的なものが印象付けられます。バスーン、オーボエ、クラリネット、フルート、トランペットが並行する音形を繋ぎ、管合奏へ。小太鼓が要所を締めて、弦が全体を支えます。
 並行する音形は、第1楽章冒頭のチェロとコントラバスの重々しい響きで、既に予告されていたことですが。

 第4楽章「中断された間奏曲」は、この曲を聴くだけでは判りません。ライナーノートなどを参照すれば、ショスタコーヴィチ:第7番、第1楽章展開部の主題を引用することに起因するそうです。後で聴いてみます。

 第5楽章は競争曲か。テュッティとパートが鮮明に響く部分が繰り返され、最後に高まって鋭く終わる。気持ちの高揚は必至です。

 

 One for Allのオーケストラが、All for One、2にも3にも、になる所を楽しみます。
 なかなか覚えられないメンバーを知る絶好の機会にもなります。当日の配置が判ればなお良いのですが。

  (2013年6月24日記録)

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