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2013年5月27日 (月)

音楽:神奈川フィル第290回定期演奏会

  指揮  現田茂夫

  独奏  三浦文彰(Vn)

  演奏  神奈川フィルハーモニー管弦楽団

  曲目  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
      J.S.バッハ  :無伴奏パルティータ第2番よりサラバンド
                          (ソロ・アンコール)
      ヴェルディ  :オペラ管弦楽曲集
        「アイーダ」序曲、「シチリア島の夕べの祈り」序曲、
        「運命の力」序曲、「ナブッコ」序曲、「椿姫」第1幕への前奏曲、
        「アイーダ」凱旋行進曲とバレエ音楽

  会場  横浜みなとみらいホール(1階13列22番)
  公演  2013年5月24日19:00~21:20(休憩20分)

 

 ヴァイオリン協奏曲といえば、メン・チャイにブラームス。ベートーヴェンは、後塵を拝するとの思があり。でもこの日を境に、ベートーヴェンもいいじゃない。

 ティンパニーが弱音でリズムを刻み、2小節目から木管が主題を静粛に奏で始めます。やがて弦が演奏に加わり、わずかな間に神フィルの雰囲気が充満。いつもより響きがきらびやか。

 独奏ヴァイオリンは89小節目に演奏開始、今か今かと待つ感じ。弾き始めれば音量は充分、艶やか、オーケストラに埋もれることなく明瞭にに浮かび上がって、確かに協奏曲。

 三浦文彰は、プログラム写真が高校生のようでしたが、実際はそれほど幼顔と感じません。でも現在20歳の筈、その若さと奏でられる音楽の大いなるギャップ。天賦の才を早くも開かせている。

 注目のカデンツァは、誰のものかは判りませんが、メリハリが利いていて、しっくり納まっているとの感じ。アンコール曲同様に、誰のカデンツァかを掲示してくれると後の参考になるのですが、如何でしょうか。

 演奏の手を休めるメンバーが、体を少し動かして三浦文彰に注目しているようでした。メンバーだって気にはなると思いますが、実際はどうだったのでしょう。

 この曲への思いをがらりと変えるほどの刺激を受けました。協奏曲にしては長大、しっかりしたテクニックでぐいぐい引っ張っる力が必要なのでしょう。三浦文彰・現田茂夫・神フィルに感謝。

 

 オペラ管弦楽曲集では、楽しい雰囲気が漂いました。

 「椿姫」の結末を暗示する哀調を帯びた前奏曲。弦に聞き惚れました。この3月に神フィルがオーケストラピットに入って上演されたばかり。私が聴いた回のヴィオレッタは砂川涼子、ドラマティックに歌い上げて見事でした。

 準備が整うと、アイーダトランペット奏者がオルガンの左右に各3人、ファンファーレを吹き始めます。何かもう一つの思いは残りましたが、華やか。バレー音楽では、レヴァイン・メトのレーザーディスクの場面が思い浮かびました。日本のオペラも充分に楽しめますが、豪華さが前面に押し出される舞台は、当面適わないでしょう。

 良いとこ取りの選曲で大いに楽しみました。現田茂夫・神フィルにブラーヴォです。
 ただ私は、ヴェルディに限りませんが、何々集という取り上げ方は好みません。オーケストラピットに入ってよ、と無理な思いを抱いてしまいました。演奏とは全然関係のないのですが。

   (2013年5月26日記録)

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