音楽:神奈川県立音楽堂第47回クリスマス音楽会「メサイア」
指揮 小泉ひろし
独奏 村本彩夏(Sop)
上杉清仁(C.Ten)
中嶋克彦(Ten)
星野聡(Bas)
長久真実子(Cemb)
宇内千晴(Org)
合唱 神奈川県合唱連盟(合唱指揮:松村努)
神奈川県立海老名高等学校合唱部(ハレルヤ・終曲のみ)
神奈川県立大和西高等学校合唱部(ハレルヤ・終曲のみ)
演奏 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
曲目 G.F.ヘンデル :メサイア
会場 神奈川県立音楽堂
公演 2012年12月9日14:30~17:30(休憩20分)
合唱団の人数をざっと数えた。男性70名、女性180名、総勢250名。それに「ハレルヤ」と「終曲」では、高校生約20名が加わる。昨年に比べて70・80名多いように思う。見渡して年配の方も多い。
このコンサートを一番楽しんだのは、おそらく合唱団の一人一人だろう。多少の緊張感が心の隅にあったことも想像に難くない。リピーターも多いだろうが、今回が最初で最後の人も少なくないように思う。
「ハレルヤ」はなかなか見事だった。一部曲だけれど高校生の参加も感動的だった。3時間弱におよぶ大曲を見事に歌いきった。だだ、これだけの大合唱団がきちっと揃うのはなかなか難しいとも思ったが、そこに焦点をあてるのは筋違いだろう。
今回で47回目になる音楽堂のメサイア、随分と長く続いたものだ。気付いたのはここ数年の事、聴くのは昨年に続いて2回目。私なりに思いを巡らせば、このコンサートは県下の合唱グループの祝祭の意味があるように思う。聴く方も、祝祭に参加する思いでいる。一年が巡ったことに感謝する。あと何回聴けるだろうかとも。
厳しく頂点を目指す音楽がなければ大きなピラミッドは構築できない。しかし、頂点には及ばずとも楽しむ音楽がなければ裾野は広がらない。そういうコンサートもまた良い。合唱団にブラボーです。
(2012年12月10日記録)
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