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2012年12月21日 (金)

路上観察:旧東海道三島宿付近(2012年12月14日)

 旧東海道を箱根から三島に向かう道筋、坂を下りきる少し手前の錦田一里塚は、江戸より28里(約112km)の地点になります。今は松並木の間の国道1号線を自動車が行き交いますが、左右一対の一里塚は旧態を保ち、国指定史跡となっています。大きく繁った枝に時の流れを感じます(写真は、一里塚下り側、上り側、松並木)。
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 富士山を右手に見ながら歩を進めると、松並木の尽きた所に旧東海道の案内。以前に歩いた時、ここでミス・コースしました。というのも、陽はすっかり暮れ、下り側歩道を歩いていたので、上り側歩道に設置された案内に気づきませんでした。歩道のどちらを歩くかで、史跡・旧跡が見つかったり見つからなかったりします。
 愛宕坂、今井坂と下って大場川に架かる新町橋、橋を渡れば三島宿です。新町橋からの眺望は、広重の佐野喜版の浮世絵に描かれているとの案内があります。ここで以前に歩いた道に合流、結果、ミス・コースは数100mの距離でしたがすっきりしました(写真は、案内、愛宕坂、新町橋からの眺望)。
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 暫く歩くと三島大社、立派な造りです。
 境内に、「古今伝授のまち三島」の碑を見つけました。碑の右脇に「文明三年(一四七一)正月一八日より、三島において/東常縁より宗祇法師へ「古今伝授」が行われた。」と刻まれています(写真は、三島大社門前、本殿、古今伝授碑)。
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 古今伝授とは、「古今集」の解釈を中心に、歌学や関連分野のいろいろな学説を、口伝・切紙・抄物によって、師から弟子へ秘説相承の形で伝えることを言うそうです。実質的な形式が整ったが常縁・宗祇の時だそうです。最近、知ったばかりですが、ひとつの碑から千年余の文学の息づきを感じました。

 宗祇は、松尾芭蕉の『笈の小文』の序で「西行の和歌における、宗祇の連歌における・・・」と記述されていますが、箱根湯本で客死、三島から程近い裾野市定輪寺に葬られてるそうです。多少の興味を抱いていますので、いずれ訪問するつもりです。

 

 三島大社を後に、今は商店街になっている旧東海道を進むと、下り側に樋口本陣跡碑(写真の街路樹右側)、上り側に世古本陣跡碑(写真の街路樹根元)が見つかります。当然のことながら往時の面影はありません。
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 後の予定もあったので、ここで打ち切って三島駅に向かいました。歩行距離10Km、錦田一里塚から本陣跡まで直行すれば、4・5Kmでしょう。

  (2012年12月21日記録)

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