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2012年11月28日 (水)

音楽:第25回山手プロムナード・コンサート(やや長文)

  曲目  J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080

  演奏  平尾雅子 (ソプラノ・ガンバ)
      福沢 宏 (テノール・ガンバ)
      神戸愉樹美(バス・ガンバ)
      櫻井 茂 (バス・ガンバ)
      浦田芳通 (コルネット/リコーダー)
      江崎浩司 (アルト・ショーム)
      宮下宣子 (サクバット)
      吉田 將 (バスーン)
      渡邊順生 (チェンバロ)
      崎川晶子 (チェンバロ)

      朝岡 聡 (コンサート・ソムリエ)

  会場  横浜みなとみらいホール小ホール
  公演  2012年11月25日14:00~16:25(休憩15分)

 

 「フーガの技法」のLPレコードが3組あった。グールドはオルガン、レオンハルトはチェンバロ、マリーナ・アカデミーは種々の楽器編成、の演奏。一時期、J.S.バッハの作品の主なものを順番に聴いた時期があるので、レコードがあっておかしくないけど3組とは。レオンハルトを失念していた。

 とは言え、音楽の知識は中学校教育+αだから、演奏の細部を分析した訳でもない。せいぜい演奏形態の差異に興味があっただけだと思う。しかし、そういう気持ちがふと蘇るのだろうか。コンサートのチラシを見つけて前売りを入手したのだった。

 小ホールとは言え6割ぐらいの入り。どういう人たちか知る由もないけど、私のような素人は稀だろうなどと思った。

 

 演奏前の30分のプレトークは渡邊順生と朝岡聡。朝岡はTVで見かけるけどアナウサー。楽器や楽曲の解説があった。残響と耳の悪さで鮮明に聞き取れなかったけど。

 楽器はルネッサンス・モデルを選択。但し、ピッチの関係でバスーンはモダン楽器使用、バッロク・モデルだと半音低くなる。と言うことは、バスーンはルネッサンス期には無かったのか。演奏はモダンピッチによるものか、などの疑問が湧いた。ガンバはヴィオラ・ダ・ガンバのこと。楽器の選択は、響きの良さによると強調されていた。

 

 楽曲の演奏順と楽器編成を次にまとめる。楽器編成は私が視認、記憶したもの(たまたま筆記具未携行)。

 ContraPunctus 1    4声              弦
 ContraPunctus 2    4声              管
 ContraPunctus 4    4声。転回主題による       弦
 ContraPunctus 3    4声。転回主題による       管
 ContraPunctus 12 b/a 4声の鏡像フーガ         チ(4手)
 Canon 15        オクターヴのカノン       チ
 Canon 16        3度の対位法による10度のカノン チ
 ContraPunctus 5    4声の反行フーガ        弦・管
 ContraPunctus 9    4声の二重フーガ        弦・管
 ContraPunctus 10   4声の二重フーガ        弦・管
 ContraPunctus 7    拡大・縮小による4声の反行フーガ   弦・管
   休憩
 ContraPunctus 6    フランス様式による4声の反行フーガ  弦・管
 ContraPunctus 8    3声の三重フーガ)       弦(バスは一挺)
 ContraPunctus 11   4声の三重フーガ)       弦・管
 ContraPunctus 13 a/b 3声の鏡像フーガ)       チ(4手)
 Canon 17       5度の対位法による12度のカノン)チ
 Canon 14        拡大・反行カノン)       チ
 Fuga a 3 soggetti   3つの主題によるフーガ=未完) 弦・管・チ(4手?)
 Choral             『われら苦難の極みにあるとき』 弦・管・チ(4手?)

 

 演奏者の半分はどこかで聴いたことがある。そういうこともあって、以前よりは少し判る部分は増えていたと思う。知れているけど。

 弦のうち、ソプラノ・テノールはたぶん初めて聴いた。でも同族だから響きに違和感はなく、むしろ面白みが不足する思い。それに比べて管は個性的すぎる響き、各声部を際立たせる意味では良いけど。自己主張して面白く感じたが、こればかりだと、ちょっとつらいとも思う。
 全体のバランスを考えると、結果、良かった。管だけ、弦だけ、チェンバロだけの演奏では、ちょっと学究的すぎる気がする。

 事実主体で大した感想もまとまらない。技術面の言及でできればもう少し内容は膨らみそうだけど。次の機会までに勉強しておこうという気持ちはあるけど、さてどうなるか。

 

 第26回山手プロムナード・コンサートは、2013年2月9日、横浜外人墓地近くの山手聖公会で「匠の奏でるバロック ~有田正広&渡邊順生の世界~」です。興味ある方は詳細調べてください。

   (2012年11月28日記録)

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