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2012年10月 2日 (火)

音楽:東京都交響楽団マーラー・ツィクルス第1期 ツィクルス2

  指揮  エリアフ・インバル

  独唱  澤畑恵美(ソプラノ)
      竹本節子(メゾソプラノ)

  合唱  二期会合唱団(合唱指揮=長田雅人)

  演奏  東京都交響楽団

  曲目  マーラー :交響曲第2番ハ短調「復活」

  会場  横浜みなとみらいホール(3階1列4番)
  公演  2012年9月30日15:00~16:45(休憩なし)

 
 

  台風接近の怪しげな空模様でした。その影響でプログラムが間に合わず、終演後に配布されるハプニングがありました。
 それはともかく、目見当で客席の九割以上が埋まっていました。16日の第1番「巨人」では結構空席が目に付きましたけど、名演奏の評判が広まって客を呼び寄せたのでしょうか。

 

 インバルはテンポを随分動かしていましたが、後姿を見ていて、テンポに限らず実に明確に指示を出しているように感じました。ソプラノ・アルト・合唱、巨大な編成のオーケストラにはオルガンや舞台袖でのホルン等の演奏も加わり、いくらプロのとは言え一糸乱れぬ演奏の実現のためには不可欠な事なのでしょう。

 「巨人」を聴いた時の興奮、それは初めて都響を聴いた興奮でもありました。その時には及びませんが、それでも演奏は見事で幸福感に浸りました。都響は、インバルの要請に的確に答えていただけではないように思えます。都響の音楽性・機能性が根底にあると思います。インバル・都響のマーラーに興味がありましたけど、こうなると他の指揮者、曲も聴きたくなります。

 3楽章の前にソリスト・合唱が舞台に登場します。そこで多少間が空きますけど休憩ではなく、演奏は100分ほどに及びます。この長い時間、緊張を切らさないようにするのは難しく、3楽章辺りで一旦気が緩んでしまうのは修行がたりないのでしょう。

 4楽章、アルトが「小さな赤いバラよ」と歌いだすのを聴きます。2010年5月の神奈川フィル創立40周年記念演奏会の復活」も竹本で、「地の底から響くように感じる」との感想を抱きましたが、今回も同様、実に魅力的で、緩んだ気が引き締まります。

 5楽章、ソプラノの澤畑も神奈川フィルと共演していましたが、ソプラノは活躍の場が少なくて気の毒のようなものです。合唱は力強く重厚、かと言って繊細でもあります。合唱が良くなくては、この曲は大団円に終わりません。インバルが最大限にドライブして「おまえを神の御許に運ぶであろう」が響きます。

 感動が満ち溢れて終わる筈でしたが「ブラボー」が早すぎ。暫しの静寂が会場を支配したならば、もっと深い感動が味わえたと思います。

 

 三階席は初めてでしたが、最前列は一応A席です。舞台を鳥瞰し、管のベルアップなど、細かい様子も良く見えました。音がか細くなることはありません。今回は下手側でハープが見えませんでしたけど、もう少し中央寄りの席を選べば最高でないかと思いました。次の機会に試したいと思います。

   (2012年10月2日記録)

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