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2012年9月17日 (月)

美術:横浜美術館「奈良美智」展

  名称   奈良美智:君や僕にちょっと似ている
  会場   横浜美術館
  会期   2012年7月14日(土)~9月23日(日) 、詳細は要確認
  鑑賞日  2012年7月14日、8月6日、9月15日

  参考   公式ホームページ

 

 入場者は女性が多く、年齢は低目。奈良美智に好感を抱く人は多いだろう。私もその類だけど、後の世に残るものは何かなども少し考えている。

 

 エントランスホールに高さ4m弱の「White Ghost」。喫茶室にも小型の像や絵が展示されている。それらだけで雰囲気を感じるのも可能。写真撮影も可能だから、入場する気はなくとも散歩の記念にちょっと寄ったら如何か。現代美術にはまるきっかけになるかも知れない。
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 第4室(最初の部屋)には、巨大な頭像8体、石膏による習作、エスキースなどが展示され、大雑把に制作過程も判る。
 頭像はブロンズだが、粘土を貼り付けた跡や指を揃えてそぎ落とした跡が生々しく残る。それらが置かれる台は、端材を寄せ集めて作ったような代物。手作り感が漂い、それがまた作品を身近に感じさせる。
 部屋の中央で全体を見回すと、像はこちらを見るもの、後頭部を見せるもの、配置は様々。形だけでなく気分的にも「君や僕にちょっと似ている」を実感させる。

 第5室は、「2011年の僕のスタジオから/水戸での展示を経由して2012年7月の横浜へ」と題するインスタレーション。入口が低く、かがんで部屋へ入ると、そこは奈良美智の仕事部屋。音楽が流れ一段高くなった床、壁面などに種々雑多な作品。親近感をますます増幅させる。
 前2回の入場では床に上れたが、3回目は紐を張って抑制されていた。混雑による混乱回避だろけど、ここは床に上がって細かいところを見たい感じだ。

 ホワイエ・第6室は、絵が主体。絵の支持体が段ボール、端材寄せ集め、ぼろ布(キャンバス布?)の寄せ集めなど。何にでも絵が描く。大きなもの小さなもの、LPレコードのジャケットサイズのものなど。一つ一つの作品も興味深いけれど、点数が多いので全体の雰囲気を吸い込んだ。

 私が一番興味深かったのはその後。常設作品に移動すると、奈良美智の作品が展示されている。常設作品とも思えるが、点数が多いから意図的と判る。奈良美智の作品に足を止め、ピカソは素通りするなど結構面白い状況もある。常設展示は撮影可能で、サービスの意味もあるだろう。
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 大規模な奈良美智展は始めて。ポップアートだろうか、それともポスト・ポップアートに移行しつつあるのだろうか。このままだと好感は抱くにしても、強烈なインパクトはまだだろう。これからどこへ向かうのだろうか。

   (2012年9月16日記録)

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