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2012年9月 5日 (水)

美術:越後妻有アートトリエンナーレ2012・第1日目(2/2)

「T120:うぶすなの家」
 うぶすなは産土、生地や産土神の意味。茅葺の古民家を2006年、やきもの美術館に再生。地の材料を使用した食事が可能。奥まった所にもかかわらず訪れる人は多い。
 陶芸のかまどや洗面台なども作品。3回目の訪問。新作もあるが、器などじっくり観る気分にならない。気持ちの切替が難しい。
 写真は左から、うぶすなの家正面、【T256:宗達の出会った空間:中村卓夫】【不明】。
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「T112:バタフライパビリオン:ドミニク・ベロー」
 野外舞台、能などが上演された話題は耳にしている。漆黒の闇(多分)に繰り広げられる舞台は美しいだろう。ある意味、抜け殻を見ているようなものだ。写真に写る人は舞台稽古に非ず、釣りしていた。
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「T253:下条茅葺きの塔:みかんぐみ+神奈川大学曽我部研究室」
 高さ11メートルのスリムな茅葺きの塔。アートブログ(曽我部昌史)で断片的に制作の様子を認識していたが、目の当りにして思いも修正された。雪深い土地柄、雪下ろししないで済む?形状と思える。茅葺も二重螺旋で見事。ただし職人は近在にいなくなり、長岡から呼んだそうだ。ブログを読んでいると随分忙しそうだし、アートにおけるアーキテクトの存在も膨張していると感じる。
 隣接して【T252:下条プロジェクト:キドラット・タヒミック×小沢剛】。2015年に向けてスタートしたフィリッピンと下条地区の交流プロジェクト。次回の楽しみに。
 写真中央は、塔の内部を見上げたところ。
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【T251:油絵茶屋再現実行委員会:小沢剛】
 小沢剛が2011年に開催した「油絵茶屋再現」の巡回展。油絵茶屋とは、明治7年、東京の浅草寺境内の見世物小屋で開催された日本美術史上初の油絵の展覧会。モティーフや塗りが油絵の黎明期を感じさせる。先日観た高橋由一が思い浮かぶし、あらためて偉大さも感じた。
 ゲートボール場を利用していたが、涼風が吹き抜け、係りのおじんさんがスイカをご馳走してくれたので、一時、猛暑を忘れた。所々で土地の人情に触れる。
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 川西エリア、ナカゴグリーンパーク、【K005:光の館:ジェームス・タレル】に向かうも16時過ぎで入場不可。宿泊施設で閉場が早い。タレルは方々で観るので良しとする。

 周辺に恒久展示の作品が多いが、【K002:時空:斉藤義重】は2000年の作品。初めて見た時は自動車から出られないほどの夕立。横浜美術館の個人展も観たが、雨風に打たれるアウトドアーでは迫力が増す。【K080:越後妻有レインボウハット:関口恒男】は今回作品、テント状の覆いに太陽光の反射で虹を描く作品だが、陽が陰っていて虹は見られず。
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 少し離れた所にある【K082:LACHIKU:岩城和哉+東京電機大学岩城研究室】は、竹の魅力を追求した作品。アートより工芸の趣が強い。
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 今夜の宿泊地に向かう途中、【K084:祭「還るところ」:力五山】に寄る。寄ると言っても、自動車のすれ違えない山道もある奥まった集落。畦にどかっと座って、手の届く範囲の草むしりをする老人一人を見かけただけ。
 古い写真から描き起こした絵が道端に掲示され、進むと雪洞を飾られた神社。かっての賑わいを呼び戻す作品だそうだが、夕方とも相俟って寂寥感が込み上げる。これが越後妻有の現実でもある。
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 予定より一時間以上遅れて宿泊地、松代芝峠に到着。

   (2012年9月5日記録)

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コメント

油絵茶屋では私たちも接待を受けて、涼しい風が通るベンチでひと時を過ごさせてもらいました。
スイカでしたか!いいなぁ~
私たちはきゅうりとトマト。
もちろん新鮮でとても美味しかったけれど。

投稿: strauss | 2012年9月 6日 (木) 17時59分

日替わりサービスですかね。炎昼のスイカ、美味でした。

投稿: F3 | 2012年9月 6日 (木) 20時28分

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