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2012年9月 6日 (木)

美術:越後妻有アートトリエンナーレ2012・第2日目(1/2)

 松代・芝峠の朝、旅館から見える雲海。三回目の宿泊で、そこそこに見事な雲海が見られた。奥に薄く見えているのが上・中越を分ける山々、右枠外には苗場山が。
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【D051:視点:フランシスコ・インファンテ】
 旅館の前に何点かある作品の一つ。自然とアートが織りなす瞬間的な情景を写真に撮るが作品意図。手前に一脚が据えられていてカメラを固定できる。人間もまた自然の一部ということで集合写真を。
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【D132:マウンテン:リチャード・ディーコン】
 山道途中の開けた場所にメタリックな作品が風景に溶け込んでいる。街中の美術館に置かれても良いような感じの作品だが、ここに置いても違和感はない。自然は懐が深い。前は”クマ注意”の掲示を見かけたが、今回は気付かなかった。
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【----:清水の棚田】
 平成23年の地震と豪雨で見事な棚田は崩壊、復元工事中。角度は異なるが、2007年撮影の写真と比較されたい。アートトリエンナーレが開催されなければ、知ることもなかっただろう。
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「D266:ブランコの家:マーリア・ヴィルッカラ」
 急須、コップが置かれたブランコがゆれ、時々、ミシンが踏まれる。かって住んていた姉妹たちの話をモティーフにした作品。座敷童がどこかから出てきそうな思いがする。
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「D134:BankART妻有:みかんぐみ+BankART1929+他」
 多くの作品があるのだけど気付かない。焦点が定まっていないというか、作家の活動拠点と考えるべきか。宿泊もできるようだが、シースルーのバスに浸かれば閃くことがあるかもしれない。
 以前、オーナーのKさんと一時間ばかり話し込んだことがあった。横浜に出ていた時期があったとかで古い話をした。便利な横浜からなぜ戻ったかは聴くこともなかったが、故郷は忘れがたきものと想像している。
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【D209:静寂あるいは喧騒の中で/手旗信号の庭:クロード・レヴェック】
 古民家の中にインスタレーション。新作として、ステンレス板を吊り下げて周囲の風景を写しこむ作品。手続きの関係で、2009年撮影の写真を掲載。
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【D265:中原佑介のコスモロジー:川俣正】
 旧清水小学校、現清水・松代生涯学習センター。ある意味シンプル、だって本箱を積み重ねただけだから。それでいて美の巨人の源泉を余すところなく伝える。さりげなく“KAWAMATA 80DOCUMENT”の表紙を見せるところが愛嬌か。山奥まで足を向ける意味があると言うものだ。良いインスタレーションは、多くの言葉を必要としない。
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「----:蓬平いけばなの家」
 古民家の内外に、9人の作家によるいけばな作品が展示される。その中からいくつか。【D260:妻有降臨:かとうさとる】は、何から作られたか判らないけれど、古民家に良くマッチしていると思った。【D257:モスラの時代:大塚理司】は、彩色した小枝を繭のように仕上げた物で、3つが並んでいた。“森敦著・月山”の一場面を思い出した。
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【D255:養蚕プロジェクト・光をつむぐ祈りをつむぐ:古巻和芳+夜間工房】
 前回と“繭の家”が違っていたので聞いたところ、前の展示場は雪でつぶれたとのこと。冬の厳しさを思い知らされた。
 まゆの入ったカップを手に持って柱の周りを数周、つまり糸引き作業を訪れた人が少しづつ継続する。それは祈りに通じると。柱にできた光の帯はその成果。わずかといえ糸引きを始めて体験、参加型の作品が少ないので貴重だ。糸は切れそうに思うが結構強く、自然は偉大と感じた。
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   (2012年9月6日記録)

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