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2012年8月13日 (月)

美術:ハラ ミュージアム アーク(2012年8月9日)

 

 ハラ ミュージアム アークは東京都品川にある原美術館の別館、榛名山麓の伊香保グリーン牧場の一角にある。現代美術ギャラリーと東洋古美術の観海庵、現代美術の屋外展示の構成。みどりの芝生に、三方向に延びる黒い建物が映える。今回は再訪。
 近くに伊香保温泉街や榛名山・湖、もしかしてそれらへ行く道筋で寄るのだろうか。

 

 チケット売り場附近から見た美術館、左右に延びる建屋が二つのギャラリー、奥にもう一つのギャラリーと観海庵。
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 正面、ハート型のオブジェは「KOKORO:ジャン=ミシェル・オトニエル」。ムラーノ・グラスの連なりは、写真で見るよりキラキラ輝いている。少し前に原美術館で開催されたオトニエル展は好評だったようだが、このオブジェも現代美術鑑賞への不安を和らげ、期待を高めてくれるように思えた。
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 ギャラリーの展示作品の中で「プリム祭:クリスチャン・ボルタンスキー」「ミラールーム:草間弥生」「真夜中の海:束芋」などが目に付くけど、私は大掛かりなインスタレーションや個人展を観ているので、これだけではインパクトが薄い。確かな存在感は感じるけど。
 「Lotus:遠藤利克」は、うろのある大きな木の根のようだ。表面の炭化したマチエールが強烈、仏の座る蓮華座が思い浮かぶ。他に、李禹煥、ジャスパー・ジョーンズ、大竹伸郎、ナム・ジュン・パイクなど。

 観海庵は東洋古美術を展示すると前述したが、正確には現代美術とのコラボレーション。例えば「BLACK SEA
:杉本博司」と「龍虎図:狩野探幽」が同居する。強く惹かれたのが「青磁下蕪花花瓶(国宝):南宋時代」、以前に観たことがあるけれど、今回はその深い青と艶に惹きつけられた。鑑賞時の心境も大きく関係するから、くりかえし観るのも悪くない。

 屋外展示は、「キャンベルズ トマト スープ:アンディ・ウォーホル」、「限定と無限低:古郷秀一」、「SUNSPACE FOR SGIBUKAWA:オラファー・エリアソン」など。
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 良い環境の中で現代美術に接するのは楽しく喜ばしい。展示作品のラインアップは、今まで現代美術に接する機会の少なかった方には新鮮だろう。しかし私は、大掛かりなインスタレーションや個人展を観てきたので、物足りなさを感じた。観客層など、どういう方向性が志向されているのだろうか。暫らくは情報収集に務めよう、いつか再訪の思いが満ちるまで。

   (2012年8月13日記録)

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