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2012年7月23日 (月)

音楽:2012室内楽シリーズ~みなとみらい的Ⅱ テレマン室内オーケストラ

  指揮  延原武春

  独奏  高田泰治(pf)

  演奏  テレマン室内オーケストラ

  曲目  オール・モーツァルト・プログラム
       ディベルティメント ヘ長調
       ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調
       ロンド ニ長調       (ソロ・アンコール)
       交響曲第40番 ト短調
       ディベルティメント ニ長調
         第3楽章“メヌエット”  (アンコール)

  会場   横浜みなとみらいホール・小ホール(12列9番)
  公演   2012年7月21日15:00~16:55(休憩15分)

 

 テレマンは、大昔、音楽雑誌の案内で見かけて認識していた。会場の「カトリック夙川教会」の「夙川」が読めなかった記憶が残る。10年ほど前、その教会で「テレマン・マタイ受難曲」を聴いたことがあった。まだテレマン・アンサンブルだったと思う。今回で2回目だが、古くから親しんできた演奏団体のような思いがある。

 

 編成は33221で対向配置。要所で延原武春のミニ解説があった。

 「ディベルティメント」。クラシカル楽器の演奏は久しぶり。きらきらする音色も弓の中間で音が膨らむような感じも、ちょっと面食らったけどすぐ慣れた。古樂の録音ばかり聴いていた時期もあった。曲の性格からして堅苦しさはないし、いかにもモーツァルト。低声部が素敵。

 『ガット弦、弓はストレートに近い、ピッチはバロックとモダンの中間、ヴィブラートは少な目、チェロはエンドピンなし』。演奏上のポイントを聞けるは勉強になる。

 『フォルテピアノはヴァルター、ペダルはなく、膝で操作するチェンバロのリュートストップのようなものがある』。大き目のチェンバロのよう。演奏前に短い旋律を聞かせてくれたが、弦の張りが弱く、丸みを帯びた音色と感じた。

 「ピアノ協奏曲第14番」。フォルテピアノを聴くのは初めて、音色に注目が行く。モダン楽器のオーケストラとピアノによる演奏とは別物と感じた。弦楽器はともかく、フォルテピアノに私が慣れていないから。高田泰治は爽やか感じで、バロック曲の演奏を聴きたいと思った。

 「ロンド」。こういう軽みのある曲を聴くと、爽やか感じでなくて爽やか、そして端整。

 『金持ち貴族はこのぐらいの編成の楽団を持っていた』。フルートが1管、オーボエ・ファゴット・ホルンが2管、順に短いメロディを聴かせてくれた。予定になかったような感じ、延原武春のサービス精神の発露だろう。いかにも大阪のおっちゃん(失礼)という感じで親しみを増す。

 「交響曲第40番」。弦は現代のオーケストラの半分だろう。そして2管だから、クラシカル楽器とは言え管が目立つ。疾駆するように始まる大ト短調、往時はこういう響きだったかと思うと味わいも増した。

 「メヌエット」。弾むように楽しげな有名な曲、モーツァルト満喫。

 考えれば学究的な意味合いの濃い演奏だけど、そういう気配を感じさせずに楽しく纏め上げる、延原武春の人柄が貢献している。定期的に横浜演奏会が開催されると嬉しい。

   (2012年7月23日記録)

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