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2012年6月14日 (木)

音楽:みなとみらいクラシック・クルーズ Vol.39

  出演  工藤重典(Fl)
  共演  ランチタイム・クルーズ 成田有花(Pf) 
      ティータイム・クルーズ ブルース・スターク(Pf)
                  ブレント・ナッシー(Bass)

  曲目  ランチタイム・クルーズ(12:10~13:00)
       ~初夏の風薫るフルートの調べ~
        シューベルト  :ソナチネニ長調D.384
        ドヴオルザーク :インディアン・ラメント
        クーラウ    :序奏とロンド作品98
        バッチーニ   :妖精の踊り
        サン=サーンス  :ロマンスヘ長調作品36
        宮城道雄(矢代秋雄細曲) :さくら変奏曲
        ボルヌ (ウィルソン編曲):カルメン幻想曲
        ラヴェル    :ハバネラ(アンコール)
      ティータイム・クルーズ(14:30~15:30)
       ~ジャズ・トリオで綴る名曲の数々~
        イギリス民謡  :アメイジング・グレイス
        ビゼー     :カルメン
        アーレン    :虹の彼方に(映画「オズの魔法使い」より)
        ビリー・ストレイホーン:A列車で行こう
        チヤーチル   :いつか王子様が(映画「白雪姫」より)
        アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
        ドヴオルザーク :交響曲第9喬「新世界」よりラルゴ
        J.S.バッハ   :G線上のアリア
        ロブレス    :コンドルは飛んでいく
        宮城道雄(ブルース・スターク編曲):さくらさくら
        パート・ハワード:フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン
        ヘンリー・マンシーニ:ムーン・リバー(アンコール)

  会場   横浜みなとみらいホール・大ホール
  公演   2012年6月11日(月)

 

 クラッシク・コンサートですがティータイム・クルーズはジャズ・トリオ、それはそれで楽しみにしていました。この企画で聴く工藤重典は2回目、以前はソリストとして何回も聴いています。
 いずれのクルーズも面白く聴きました。ただ、ティータイム・クルーズは、面白さのベクトルがちょとあらぬ方向に向いていたのですが。

 

 ランチタイム・クルーズ。成田有花は濃いピンクで膝丈の(多分)サックドレスにハイヒール、初夏を感じさせました。ハイヒールでペダルを踏むのは初めて見た気がしますけど、大抵は足元が見えないので定かでありません。

 全曲を通して伴奏をとても美しく感じました。
 若い頃、ピアノをあまり好きでなかったのですが、それを覆したのはF.ディスカウとG.ムーアによるシューベルトの歌曲のLPでした。先日、F.ディスカウが他界したので、LPを引っ張り出して一枚聴きました。冬の旅の菩提樹のピアノの葉摺れの描写など、こよなく美しいと思います。
 シューベルトから始まったので、そのようなことが瞬間的に思い浮かびました。でも、カルメン幻想曲などはピアノが前面に出て、要所で主役になったりもしてもっと聴きたかったです。

 

 ティータイム・クルーズ。ジャズ風の演奏で、ジャズとは言い難い感じ。サイドの二人を知りませんが、経歴を見ると、各々、ジュリアード、バークレー卒業で幅広いジャンルで活躍しているようです。

 冒頭の工藤重典のスピーチでジャズ風の演奏と言っていましたが、FLはアドリブでなく、パート譜が出来ていたようです。かなり譜面を見ていたので、アドリブはないと感じました。そのためか、サイドも思う存分に実力を発揮できていないと感じました。A列車で行こう、いつか王子様が、のスタンダードナンバーで、多少片鱗を感じましたけど。

 面白さのベクトルがあらぬ方向を向いているといったのは、工藤重典ほどのベテランでも、他人の土俵では十分に実力が出せないと感じたからです。ジャズをきちんと定義できませんが、それでもアドリブやコード進行は外せないでしょう。ゆえに、お互いの良さを相殺したように思います。
 そんなものかと、音楽の深さが感じらて面白かったコンサートでした。

 

 次回は7月10日(火)、NHK交響楽団メンバー+佐利恭子による弦楽四重奏です。

   (2012年06月14日記録)

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