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2012年6月

2012年6月30日 (土)

美術:神奈川県立近代美術館葉山館「松本竣介展」 (やや長文)

  名称   生誕100年 松本竣介展
  会場   神奈川県立近代美術館葉山館
  会期   2012年 6月 9日(土)~ 7月22日(日) 、詳細は要確認
  鑑賞日  2012年 6月27日(水)

  参考   巡回は次のとおり、詳細は要確認
         岩手県立美術館(終了)、
         神奈川県立美術館葉山館(~ 7月22日)、
         宮城県美術館(8月4日~9月17日)、
         島根県立美術館(9月29日~11月11日)、
         東京世田谷美術館(11月23日~2013年1月14日) 

 
 
 2012年は松本竣介の生誕100年にあたる。両手で数えるほどの作品は鑑賞したが、個人展に接するのは初めて、貴重な機会になった。作品は「Ⅰ前期」「Ⅱ後期人物」「Ⅲ後期風景」「Ⅳ展開期」に大分類され、各々がいくつかに小分類される。それにしても夭逝の画家にこれほどの作品があるとは、運命を予知していたのか。

 「Ⅰ前期」は15~36歳の間に制作された作品が、「初期作品」「都会:黒い線」「郊外:青い面」「街と人:モンタージュ」「構図」に小分類されていて、鑑賞の助けになる。
 こういう時代を経て名作に結びつくのは当然だが、私の中では空白だったので新鮮。他者の影響が感じられたり、抽象性を帯びた傾向に漂ったり、若さの発露が感じられる。結果的に晩年となってしまったことが悲しい。
 この中で、「郊外:青い面」シリーズに特に惹かれる。中学入学を目前にして聴覚を失ったそうだが、作品に都会の騒音すら漂わないのは、因果関係がありそうに思えた。

 「Ⅱ後期人物」は、28~36歳の間に制作された作品、「自我像」「画家の像」「女性像」「顔習作」「少年像」「童画」に小分類されていた。
 これらは第2室に展示されるが、部屋を仕切る壁の中央の切り欠きを移動すると、正面に「立てる像」が見えて一瞬ハットする。懐かしい人に再会した気分だ。この作品は当館所蔵品だし意図的な配置だろう。スタッフに拍手だ。
 ここでは「立てる像」「画家の像」「五人」に注目が向かう。それらの制作に向かう過程で油彩や鉛筆などで描かれた自我像なども興味を惹く。どこか幼さの残る竣介の顔、大いなる未来を見つめていた筈だ。

 「Ⅲ後期風景」は、28~35歳の間に描かれた作品、「市街風景」「建物」「街路」「運河」「鉄橋付近」「Y市の橋」「ニコライ堂」「焼跡」に小分類されていた。
 私にとって最も印象の強いのが「Y市の橋」。横浜駅北東口を出た辺りの風景、大きく様変わりしていて、画に留められた跨線橋も暫らくすれば撤去されて、絵に描かれたもの全てが何らかの物に置き換わるだろう。
 4点描かれたという「Y市の橋」の3点と、同じ場所で視線を少し右に振って描かれた「街角(横浜)」が展示されている。未展示の1枚は東京国立近代美術館所蔵のもの、図録に掲載されているのでどこかの会場で観られるだろう。
 驚いたのは京都国立近代美術館所蔵の1枚。初めて観るし、他の3枚は大きく言えば似た印象を受けるのに、この1枚は色彩豊富で、荒々しい仕上がり。戦災による荒廃を留めているのだろう。横浜も大空襲を受けているのだ。
 ここに展示される作品はどれをとっても強く惹かれる。「後期人物」と合わせて、竣介のアイデンティティの吐露したものばかりだ。

 ここまでに1時間半ほどを要して閉館が近づいた。「Ⅳ展開期」は駆け足で回った。

 竣介は1948年、36歳で夭逝。人並みの寿命を送れたら、どれだけ偉大な画業を成し遂げたことだろう。いや、残した作品は多いし、内容も見事だし、既に偉大な画業を成し遂げていたのだが。

 最近は展覧会図録を購入しないが、今回は例外として購入した。サンプルをざっと見て、竣介の全貌を知るために内容豊富で格好の仕上がりと思えた。豪華とは言わないが定価2300円がありがたい。これもスタッフに拍手。

 

 竣介の倍には届かないが、私の残された時間も少なくなったと実感する昨今だ。これだけ見事な回顧展に出会うのは、これで最後だろう。再訪必須、11月には世田谷美術館に巡回するので、その時も出向ける。

 バスに乗るのも気が向かず、美術館裏から海岸をたどりながらゆっくりと新逗子まで歩いた(5Km強)。海の家の建設が急ピッチ(既に海岸開きをしたとのニュース)、森戸神社に茅の輪が準備され、もう夏だ。夏の日の恋は無理にしても、新しい何かに出会いたいと思った。

   (2012年6月29日記録)

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2012年6月28日 (木)

演劇:「音と言葉と身体の景色 Vol.7」

  テキスト  :「エレクトラ」他
  構成/演出 :身体の景色
  ドラマターグ:田中圭介

  出演    :久保庭尚子、境宏子(リュカ.)、西田夏奈子、
         中島美紀(ポかリン記憶舎)、福寿奈央(青☆組)、
         小川恵子、村島智之、三島景太(SPAC)、岡野暢

  会場    :d-倉庫(東京・日暮里)
  公演    :2012年6月22日(S)、23日(M,S)、24日(M,S)
  鑑賞    :2012年6月23日(M)

  参考    :公式ホームページ

 

 会場は元倉庫だろう。長方形で天井が高く、長手方向に百数十人程の階段状客席と舞台に二分されている。内部は黒色の仕上げ。小劇場にしてはなかなか良い環境だ。ただ音響が少しライブ、私的問題だが聴力劣化が台詞の聞取りに影響する。

 初めて観る集団で事前知識なし。構成/演出:身体の景色とは岡野暢のことらしいが、あるいは集団創作の意味があるかも知れない。出演者は混成と判るが、シリーズに繰り返し出演する役者はいるようだ。

 

 舞台中央、椅子に座って原稿(?)を読む男が一人、スタンバイ。JAZZのスタンダードが流れる。やがて開演。

 内容は、導入・展開・結尾の三部構成で、展開部のエレクトラが主たる部分。導入部はよく把握できなかったが、作家(?)と男が議論(ここがつかめなかった)するうちに、やがてエレクトラの世界に没入していった。結尾部は、エレクトラの結末を迎え、原稿用紙が宙に舞って現実に戻るということだろう。一度で把握できないのはなんとも情けないが。

 エレクトラをシリアスに上演するのは、この劇団の目指すところではないようだ。まずは男達の妄想の中に展開するという伏線がある。そして、エレクトラの中に歌あり、踊りあり。

 何かどたばたの印象を与えてしまいそうだが、決してそのようなことはなく、俳優は皆達者でよくまとまっている。逆にまとまりすぎているようにも思えたし、既視感も感じた。

 一つは、エレクトラという古典が持つ強烈な主張から、演ずる方も観る方も逃げようのないこと。一つは、衣装にしろ舞台後方からの登場の仕方(構造上の制約もありそう)にしろ、鈴木忠志の面影が付きまとっていることによるものだろう。岡野暢が演劇を目指したきっかけもその辺りにあるようだし、何人かの俳優もその世界にいたから、むしろ当然かもしれないが。

 言語表現と身体表現と論理表現(?)が自立して飛翔することを目指しているようだが、分離の度合いが弱いように思えた。もちろん、西田夏奈子(?)のフルコーラスの歌唱などそれはそれで見応え(聴き応え)はある。しかし、全体的にもっと意外性があっても良さそう。昔、歌い終わって「ああ、くたびれた」と言って爆笑を誘った場面をちょっと思い出した。

 最近はたいていの事を横浜で済ませ、東京は久しぶりで少々疲れた。でも、表現能力の高い集団で、しばらく追っかけも面白そう。たまには東京へも出ないと。

   (2012年6月26日記録)

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2012年6月26日 (火)

美術:東京芸大美術館「高橋由一展」

  名称   近代洋画の開拓者 高橋由一
  会場   東京芸術大学大学美術館
  会期   2012年4月26日(土)~6月24日(日) 、会期終了
  鑑賞日  2012年6月23日(土)

  参考   山形美術館、京都国立近代美術館に巡回、詳細は公式HPで。

 
 興味二つ。「鮭」など高名作品の鑑賞と、近代洋画の開拓者の足跡の確認。

 鮭と言えば高橋由一、「鮭」が三匹(枚)を並んで展示されていた。中央に芸大所蔵・重文指定の「鮭」、他の二枚より色調が明るく、丁寧に仕上がっている。皮のぶよぶよした感じ、皺のより具合などリアル。サイズも140.0Cm高×46.5Cm巾とかなり大きい。床の間へのおさまりも良さそうだが、意図したかは判らない。何故挽き付けられるのか。教科書の図版がスタンピングされているのは確か。ユニークさもあるし、モティーフの身近さも魅力。

 「花魁」は、華やかさに隠れた陰の部分を突きつけられるようで、恐らく5回ほど観ているが、今回もぞっとした。鼈甲のかんざしで装った頭髪、その割りに肩に乱れた毛の束が懸かったりしてリアル、美人画の系譜に属しない美人画と思う。

 「丁髷姿の自我像」は、最初の展示。油彩自我像に丁髷姿を留めた。ぎょろっとした眼、少し突き出た口、削げた頬、武士らしい面構え。明治直前、つまり慶応時代に描かれた、恐らく最初の油彩画。そういう意味の感動もある。

 

 全体を6区分で展示。「プロローグ」には、「丁髷姿の自我像」、高橋の肖像写真など。
 「1.油絵以前」には、紙などに彩色、墨で描いた作品。「ヒポクラテス像」など、世界の風を感じさせる。
 「2.人物画・歴史画」には、「花魁」を含む肖像画が多い。肖像画の様式なども必至に取り込んでいたのだろう。
 「3.名所画風景」には、横浜美術館蔵「愛宕山より品川沖を望む」が。これを観ると、130年ほど過ぎた現在の様子と思わず比較してしまう。洋画の系譜と、画に留められた往時の風景の二つの面白さが迫ってくる。
 「4.静物画」には、三枚の「鮭」が。豆腐・焼き豆腐・油揚げをモティーフにした「豆腐」は、質感を描き分けて興味深い。何でも描く旺盛な意欲も感じられた。
 「5.東北風景画」には、肖像画や旅行途中のスケッチが多い。スケッチは「3.名所風景画」と同様、古き日本を留めて郷愁が感じた。東北地方にさして縁はないが。

 

 高橋由一の個人展を初めて観た。注文制作の肖像画なとを含め、身近なものを何でも描いた印象が残った。開拓者の意気込みも感じられた。作者のオリジナリティは濃くないと思えるが、描くこと自体がオリジナリティと思えた。薄塗りの作品に、画材入手の苦労も何となく感じられた。充実の企画展。

   (2012年6月25日記録)

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2012年6月24日 (日)

音楽:神奈川フィル第282回定期演奏会

  指揮  金聖響

  演奏  神奈川フィルハーモニー管弦楽団

  曲目  R.シュトラウス
       歌劇「インテルメッツォ」作品72
         4つの交響的間奏曲より“暖炉のほとりでの夢想”
       メタモルフォーゼン~23の独奏弦楽器のための習作
       交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品30

  会場  横浜みなとみらいホール(1階13列22番)
  公演  2012年6月22日 19:00~20:55(休憩20分)

 

 入場の時に「いつもありがとうございます」と言われた。チケットで定期会員と判るから不思議はない。唐突だが、自宅のラフな格好で出かけたことを反省した。定期はオーケストラの晴れ舞台、次回から正装(そんなものは持たないが)はともかく、少しましな格好で出かけよう。

 R.シュトラウスはなじみ薄いけど何でも聴くのが定期会員の使命。ところが、そのような感じは直ぐに吹き飛んだ。艶やかな演奏が曲とマッチして実に心地よい。音楽を聴くに録音は欠かせず、多くを頼るが、ライブでなければ伝わらないことも多い。

 インテルメッツォ、初めて聴く。つややかな絃、彩りの管も絃の延長のよう、緩やかでたゆたう気分。穏やかな気分をなお穏やかにしてくれそうな曲。知らなかったのが損したようで、早速、ダウンロード。

 メタモルフォーゼン、絃奏者23名が、指揮者を中心に二重の半円形に配置される。
 ビオラとチェロで始まり、独奏楽器が次々に変わる弦楽23重奏、現代曲の感じ。次々と繰り出される音のクラスターに包まれて実に心地よい。どの楽器が演奏しているか、正確にはスコアだが、視線を漂わせると大体の見当は付く。
 連続して演奏される緩急緩の三部の構成。ベートーヴェンの交響曲第三番「英雄」第2楽章「葬送行進曲」の動機が、前後の弛緩部で印象的に引用されていた。他曲からの引用もあるようだが、私には判らなかった。おいおい勉強しよう。重厚で深みがあり憂いの漂うこの曲で、輪郭鮮やか印象深い演奏を繰り広げた23名のメンバーに限りない拍手を。
 永遠の中に音が消え入るように終わり、静寂が漂う。数秒して一部で拍手、再び静寂。やや間をおいて盛大な拍手、最初の拍手が早すぎると思う。この曲において、長い静寂は素晴らしい演奏に対する最大の賛辞だ。

 ツァラトゥストラ、導入は多くの人が一度は耳にしているだろう。ルーシー(オルガンの愛称)に照明が当たり、何時にましてホールの見栄えも良い。オルガンの持続音にトランペットのファンファーレ、トゥッティ。ティンパニー連打が緊張感を漂わすが、最後の一音は少し気になったけど。格好良すぎる始まり、
 導入が終わると、それ以降は曲が変わったような感じもあるけど、絃は前半から好調、出番の少ない管はこの曲でという感じ。ヴァイオリンソロからオルガンまで、ダイナミックレンジの広いこの曲はライブで良さが判る。もちろん良い演奏が前提だ。

   (2011年2月24日記録)

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2012年6月22日 (金)

随想:八万アクセス越えに感謝(2012年6月22日)

 本日、八万アクセスを超えました。アクセス頂きました多くの方々に心より感謝致します。

 ログをよれば、八万アクセス目は「Googlebot」から「越後妻有アートトリエンナーレ2009(3)」へのアクセスでした。
 いま本屋から帰ったところですが、「2012越後妻有アートトリエンナーレ」のガイドブックが発売されていたので購入してきました。そろそろ準備です。偶然でしょうが、何となく納得してしまいます。
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 今までの経過をざっと振り返ると、

   ブログ開設   2006年 6月11日
   四万アクセス  2010年10月13日、記事数634件
   五万アクセス  2011年 4月20日、記事数739件
   六万アクセス  2011年10月 1日、記事数831件
   七万アクセス  2012年 3月13日、記事数924件
   八万アクセス  2012年 6月22日、記事数959件

となります。七万から八万アクセスまでが3ヶ月少々、それまでのペースに比べると大分早くなっています。最近の4ヶ月の参照ページのトップ10は次のとおりです。

  1 横浜三渓園・蛍の夕べ(2012年6月4日)
  2 横浜掃部山公園と大岡川の桜(2012年4月6日現在)
  3 トップページ
  4 横浜三渓園・蛍の夕べ(2012年6月4日)
  5 横浜開港祭花火大会・2012年
  6 横浜三渓園ザリガニ釣りのご案内(2011年)
  7 川上弘美×高橋源一郎(対談編)
  8 平塚市美術館「棟方志功展」「木下晋展」
  9 平塚市美術館「木下晋展」(2012年5月13日)
  10 横浜大岡川の桜・弘明寺付近(2012年4月8日)

 季節の風物に関心のある方が多いようです。これからも心がけたいと思います。

 「川上弘美×高橋源一郎(対談編)」は2009年10月26日掲載ですが、間断なくアクセスを頂いていて、人気作家同士であることが実感できます。

 「平塚市美術館「木下晋展」」はNHK日曜美術館でも取り上げられましたが、少しでも多くの方に知って頂ける契機になったならば、まとめ甲斐があったというものです。平塚美術館も心に残る企画が多いので心に留めて頂けたら、ファンとしては嬉しい限りです。

 最近は時事ネタも時おりまじりますが、横浜ネタを中心に私の興味あるものは何でも掲載するつもりですので、これからもよろしくお願いします。

   (2012年6月22日記録)

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2012年6月14日 (木)

音楽:みなとみらいクラシック・クルーズ Vol.39

  出演  工藤重典(Fl)
  共演  ランチタイム・クルーズ 成田有花(Pf) 
      ティータイム・クルーズ ブルース・スターク(Pf)
                  ブレント・ナッシー(Bass)

  曲目  ランチタイム・クルーズ(12:10~13:00)
       ~初夏の風薫るフルートの調べ~
        シューベルト  :ソナチネニ長調D.384
        ドヴオルザーク :インディアン・ラメント
        クーラウ    :序奏とロンド作品98
        バッチーニ   :妖精の踊り
        サン=サーンス  :ロマンスヘ長調作品36
        宮城道雄(矢代秋雄細曲) :さくら変奏曲
        ボルヌ (ウィルソン編曲):カルメン幻想曲
        ラヴェル    :ハバネラ(アンコール)
      ティータイム・クルーズ(14:30~15:30)
       ~ジャズ・トリオで綴る名曲の数々~
        イギリス民謡  :アメイジング・グレイス
        ビゼー     :カルメン
        アーレン    :虹の彼方に(映画「オズの魔法使い」より)
        ビリー・ストレイホーン:A列車で行こう
        チヤーチル   :いつか王子様が(映画「白雪姫」より)
        アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
        ドヴオルザーク :交響曲第9喬「新世界」よりラルゴ
        J.S.バッハ   :G線上のアリア
        ロブレス    :コンドルは飛んでいく
        宮城道雄(ブルース・スターク編曲):さくらさくら
        パート・ハワード:フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン
        ヘンリー・マンシーニ:ムーン・リバー(アンコール)

  会場   横浜みなとみらいホール・大ホール
  公演   2012年6月11日(月)

 

 クラッシク・コンサートですがティータイム・クルーズはジャズ・トリオ、それはそれで楽しみにしていました。この企画で聴く工藤重典は2回目、以前はソリストとして何回も聴いています。
 いずれのクルーズも面白く聴きました。ただ、ティータイム・クルーズは、面白さのベクトルがちょとあらぬ方向に向いていたのですが。

 

 ランチタイム・クルーズ。成田有花は濃いピンクで膝丈の(多分)サックドレスにハイヒール、初夏を感じさせました。ハイヒールでペダルを踏むのは初めて見た気がしますけど、大抵は足元が見えないので定かでありません。

 全曲を通して伴奏をとても美しく感じました。
 若い頃、ピアノをあまり好きでなかったのですが、それを覆したのはF.ディスカウとG.ムーアによるシューベルトの歌曲のLPでした。先日、F.ディスカウが他界したので、LPを引っ張り出して一枚聴きました。冬の旅の菩提樹のピアノの葉摺れの描写など、こよなく美しいと思います。
 シューベルトから始まったので、そのようなことが瞬間的に思い浮かびました。でも、カルメン幻想曲などはピアノが前面に出て、要所で主役になったりもしてもっと聴きたかったです。

 

 ティータイム・クルーズ。ジャズ風の演奏で、ジャズとは言い難い感じ。サイドの二人を知りませんが、経歴を見ると、各々、ジュリアード、バークレー卒業で幅広いジャンルで活躍しているようです。

 冒頭の工藤重典のスピーチでジャズ風の演奏と言っていましたが、FLはアドリブでなく、パート譜が出来ていたようです。かなり譜面を見ていたので、アドリブはないと感じました。そのためか、サイドも思う存分に実力を発揮できていないと感じました。A列車で行こう、いつか王子様が、のスタンダードナンバーで、多少片鱗を感じましたけど。

 面白さのベクトルがあらぬ方向を向いているといったのは、工藤重典ほどのベテランでも、他人の土俵では十分に実力が出せないと感じたからです。ジャズをきちんと定義できませんが、それでもアドリブやコード進行は外せないでしょう。ゆえに、お互いの良さを相殺したように思います。
 そんなものかと、音楽の深さが感じらて面白かったコンサートでした。

 

 次回は7月10日(火)、NHK交響楽団メンバー+佐利恭子による弦楽四重奏です。

   (2012年06月14日記録)

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2012年6月13日 (水)

能・狂言:横浜狂言堂(2012年6月10日)

  番組 お話           高野和憲
     狂言「磁石」
        シテ (すっぱ)  深田博冶
        アド (田舎者)  中村修一
        小アド(宿屋)   内藤連

     狂言「空腕」
        シテ(太郎冠者)  石田幸雄
        アド(主)     高野和憲

  会場 横浜能楽堂
  公演 2012年6月10日(日)
  鑑賞 2012年6月10日(日) 14:00~15:45(休憩15分)

 

 「毎月第2日曜日狂言の日」、廉価な入場料で狂言二番の公演があります。人気が高く、チケットは発売日直後に売切れに近いです。今回、能楽堂のTwitterで、当日券若干ありと流れたので、ダメモトで出かけました。自宅から能楽堂までは15分までかかりません。

 

 「磁石」。近江の国大津松本にやってきた田舎者、声を掛けられたすっぱ(詐欺師)の定宿に案内されます。このすっぱ、実は人買いで田舎者を宿屋の亭主に売りつけようとしますが、気付いた田舎者はすっぱのふりをして亭主から金をせしめて逃げ出します。これに気付いたすっぱは、太刀を振り上げて追いかけますが、田舎者は「自分は磁石の精である」と言い出し、大口を開けて刀を飲みこもうとします。すっぱが刀を鞘におさめると、田舎者は目を回して倒れてしまいますが。

 面白みの伝わり方が少し弱いと感じました。私の勉強不足もありそうですが、磁石の言葉がしっくり理解できていません。今、私たちが思い浮かべる磁石のことと思うのですが。それと相俟って、何か表現がきっちりしすぎているように思えました。滑稽さが後退していたように思えます。計算した緩さが必要なのでしょう。他の方はどう感じたのでしょうか。

 

 「空腕」。夕暮れになって主人から、淀(現京都市伏見)まで鯉を買いに行くように言いつけられた太郎冠者、生来の臆病者、主に太刀を借りて出かけます。ところが、途中の暗闇の物陰におびえ、追剥と勘違いして命乞いのために太刀を差し出してしまいます。実は主が後を追いかけ、扇子で背中を叩いたものでした。そうとは知らずに、気を取り直して主の元に戻ります。「空腕」とは、偽りの腕自慢の意、太刀をなくした言い訳をいろいろするところに滑稽さが滲みます。

 内容は心情的に判ります。ちょっとサボっていますが、私は旧東海道を徒歩で下っていますが、日暮れ近くに左右から覆いかぶさるようなヤブの中を進むと、なんとなく恐怖感を感じます。往時は、漆黒の闇もありそうでなおさらでしょう。何とか明日に延ばして貰おうとの交渉。主の元に戻って、太刀を失くした言い訳の大言壮語。太郎冠者の滑稽さがにじみでてきます。石田幸雄は何回か観ていますが、感じが良く伝わってきます。楽しかったです。

 

 チケット発売日を失念しないようにして、足繁く通いたいと思っています。と言いながら、来月は別の予定があります、残念。

   (2012年6月12日記録)

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2012年6月10日 (日)

随想:大飯原発3・4号機再起動に関する総理大臣記者会見に関する私見(長文)

 平成24年6月8日、総理大臣官邸で野田総理は、大飯原子力発電所3、4号機の再起動について、記者会見を行ないました。内容は、首相官邸ホームページで参照可能です。

 今後の原発行政の帰趨を左右する分岐点になるでしょうから、記者会見冒頭の野田総理発言を私なりに吟味しました。ポイントは、事実と意見(判断)が理路整然と延べられて、私なりに納得できるか否かです。

 

 目的・判断基準は『国民生活を守る。・・・私がよって立つ、唯一絶対の判断の基軸であります』。特に異見はありません。

 結論は『国論を二分している状況で1つの結論を出す。これはまさに私の責任であります。再起動させないことによって、生活の安心が脅かされることがあってはならないと思います』。
 ここで問題は、「国論を二分している状況」の片方、すなわち、「再起動することによって生活の安心が脅かされることがあってはならない」が、置き去りにされていることです。

 

 少し戻ります。目的から結論を導くための主張は二つ。
 一番目は、『国民生活を守ることの第1の意味は、次代を担う子どもたちのためにも、福島のような事故は決して起こさないということであります』。

 子どもたちも、今まで日本を担ってきた高齢者の方も、全ての国民の生活を守る決意は、納得できます。

 しかし、これに続く『福島を襲ったような地震・津波が起こっても、事故を防止できる対策と体制は整っています。これまでに得られた知見を最大限に生かし、もし万が一すべての電源が失われるような事態においても、炉心損傷に至らないことが確認をされています』が、いけません。これは意見であって事実ではありません。東電原発事故の収束宣言と同じ類でしょう。地震の多い日本におけるストレステストの有効性に疑義さえあるなか、二次ストレステストの評価結果さえ提出した電力会社がないと伝えられています。まず、謙虚に科学・技術的な検討を尽くすべきです。

 こう言ったものの、やはり気になるのでしょう。『勿論、安全基準にこれで絶対というものはございません』、『そのため、最新の知見に基づく30項目の対策を新たな規制機関の下での法制化を先取りして、期限を区切って実施するよう、電力会社に求めています』、『こうした意味では、実質的に安全は確保されているものの、政府の安全判断の基準は暫定的なものであり、新たな体制が発足した時点で安全規制を見直していくこととなります』とは、「国民生活を守る」ことに関して、論理的な説明になっていません。この流れから「事故を防止できる対策と体制は整っています」と続けられないでしょう。願望が述べられているにすぎません。

 

 二番目は、『国民生活を守ることの第2の意味、それは計画停電や電力料金の大幅な高騰といった日常生活への悪影響をできるだけ避けるということであります。豊かで人間らしい暮らしを送るために、安価で安定した電気の存在は欠かせません』。

 そのとおりだと思います。ただし、『これまで、全体の約3割の電力供給を担ってきた原子力発電を今、止めてしまっては、あるいは止めたままであっては、日本の社会は立ち行きません』は、議論の継続が必要です。現に、日本の原発は全て停止しています。また、電力会社の高コスト体質もしきりに指摘されています。要は言うことが信用し難いのです。

 『しかし、関西での15%もの需給ギャップは、昨年の東日本でも体験しなかった水準であり、現実的には極めて厳しいハードルだと思います』。これも、関西電力発表の数値で、科学・技術的に筋の通った合理的な数値なのか疑義が残るとの説が強いようです。要は言うことが信用されないのです。

 

 私の考えを整理します。
 一つは、「再起動することによって生活の安心が脅かされることがあってはならない」ことの説明がなされていません。
 一つは、「事故を防止できる対策と体制は整っています」に合理的な説明がなされていません。
 一つは、二つの主張の「福島のような事故は決して起こさないということ」と「日常生活への悪影響をできるだけ避けるということ」の重みは、前者>>後者と考えます。

 「事故を防止できる対策と体制は整っています」に合理的な説明がなされない以上、この結論は合理的に導かれるものではなく、納得できません。棄却されるべきと考えます。すなわち、現時点で大飯原子力発電所3、4号機の再起動すべきでないが、私の結論です。

 総理が言及する『関西を支えてきたのが福井県であり、おおい町であります』はそのとおりだと思いますが、東電原発事故以降は感謝の仕方を変えなければいけないでしょう。同じ言い回しで、水がめである琵琶湖の環境保全に努めてきた滋賀県、日本の観光立国の要として古都保全に尽くしてきた京都府とも言えます。あいまいな状況で原発再起動して、産業立国・観光立国日本の立場を悪くすることだって考えられそうです。オープンな議論がなされるべきでしょう。

 

 冒頭発言の後、報道関係者との質疑応答があります。4社の記者が質問していますが、その一つがなんと言いましょうか、KYです。話し始めは次のとおりですが、皆さんはどう思いますか。記者仲間からクレームがつかないものでしょうか。私には時間つぶしで邪魔をしているとしか思えません。もちろん、消費税関連が重要でないなどと言うつもりはありませんが。

 『日本テレビの佐藤です。原発も非常に重要ですけれども、消費税関連の一体改革、関連法案も大詰めですので、こちらをお伺いしたいのですが、今日、修正協議が始まり、15日までに合意を目指すということで、総理の決意を改めてお伺いしたいというのが1点。・・・』。

   (2012年6月10日記録)

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2012年6月 9日 (土)

路上観察:金星の日面通過記念碑、ただし・・・

 2012年6月6日、金星の日面通過がありました。5月21日の金環日食の観察用眼鏡を取り出した方もおられたでしょう。天気は良くなかったようですが。

 横浜みなとみらい21地区の西側に小高い丘陵が続きますが、その一角、紅葉ケ丘の神奈川県立青少年センター前の植え込みに「金星太陽面経過観測記念碑」が建っています。写真左は碑面、中央は背景にみなとみらい地区のビルが、右は背景に青少年センターが。
Img_0550 Img_0551 Img_0553

 もう記念碑が建ったのかと思われた方、ごもっともです。いくらなんでも早すぎると。しかし、この記念碑は明治7年(1874年)12月9日に起きた金星の日面通過を記すものです。碑文は次のとおりです。

    EL TRANSITO DE VENUS 9 DICIEMBRE 1874
    金星太陽面経過観測記念碑

   明治7年(1874年)12月9日メキシコ観測隊(隊長フランシスコ ディ
   アス コバルービアス)ならびに日本水路寮の海軍中尉吉田重親らは
   下記地点において金星の太陽面経過の観測に成功した
   ここに100年の記念日を迎え 神奈川県及び横浜市の協力を得てこの
   碑を建て後世に伝える

     第1観測地点(野毛山) 東経139゜37’48” 北緯35゜26’45”
     第2観測地点(山 手) 東経139゜39’02” 北緯35゜26’07”

    昭和49年(1974年)12月9日
    金星太陽面経過観測記念碑設立期成会

 場所は、ランドマークタワー前の交差点を丘陵方向に進み、国道を横切り、紅葉坂を上りきって、青少年センターあるいは神奈川県立音楽堂の駐車場へ右折する少し手前です。近くへお越しの際に、眺めてみては如何でしょうか。

 なお、碑に記載の第1観測地点は野毛山になっていますが、地図アプリ「カシミール」で調べると伊勢佐木町隣接の大岡川沿いのようです。私の調べが正しければ、徒歩で10分以上離れた地点になります。文教地区なので碑の建立地点に選ばれたと推定しています。
 「金星太陽面経過観測記念碑」の20mほど先に「神奈川奉行所跡碑」もあります。

 写真は2010年2月18日撮影です。もう少し早く掲載すべきでしたが、ちょっとタイミングが遅かったですね。

   (2012年6月8日記録)

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2012年6月 5日 (火)

路上観察:横浜三渓園・蛍の夕べ(2012年6月4日)

 横浜三渓園では、2012年6月10日まで、閉園時間を延長して「蛍の夕べ」を開催しています。日没後の園内に入る機会は限られますし、街中で蛍を見る機会も限られます。ご都合つけて出かけてみたら如何でしょうか。

 6月4日、横浜は真夏を思わせるような一日、蛍が大量に出てきそうな天気(根拠なし)でした。

 17時過ぎに到着、まだ明るく、まだ人が少なく、淋しい感じでした。しかし、いつも人の多い三渓園のこういう雰囲気はちょっとリッチです。内苑の散策路には多くのカラスが、外苑の池の際には水鳥が歩いています。

 早めに来たのは、日没前後の写真も撮ろうと思ったからです。しかし、良く見ると全天を雲が覆い、風も強めであまり良いコンディションではありません。花菖蒲がかなり揺れています。と言い訳しておいて日没前後の写真を。
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 蛍は、正面から見て左手奥(上左側写真の左側)の小さな渓流沿い、もし横浜トリエンナーレ2008の際に訪れたことがある方なら、「中谷芙美子《雨月物語-懸崖の滝》」、人口霧を発生させる作品があった周辺といえばお判りになるでしょうか。

 蛍の乱舞とは言い難いですけど、しかし探してようやく見つかるでもなく、そこそこに楽しめます。暗くなる頃には人も多くなっていました。子供さんの声もかなり聞こえました。本格的な夏には間がありますけど、思い出として記憶に残ることでしょう。

 漆黒の闇ではありませんがカメラの細部は見えません。懐中電灯は常に携帯していても、使うわけにいきません。設定もピントもヤマカンで、60秒ほど露出したのが次の写真です。何しろ蛍は動き回っていますし、光を明滅させていますので、闇を写した写真が多いですけど、比較的、動き回る様子が判るものです。
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 当日は、日が暮れてから涼しく、Tシャツ一枚では肌寒かったです。念のため薄手の上着を持参したら如何でしょうか。茶店一軒だけが夜間営業していましたが、多分、期間中は営業するでしょう。
 空模様を見計らって、もう一度出かけたいと思っています。

  (2012年6月5日記録)

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2012年6月 4日 (月)

路上観察:横浜三渓園・蛍の夕べ(2012年6月4日)

横浜三渓園恒例のホタル観賞の夕べにきています。この時期、夜間の園内散策ができます。日がくれて、三重塔のライトアップが始まりました。暫く全景を撮影してから、ホタルを探しに行きます。
昼間、天気が良くて熱くて、ホタルが出そうな気がして来たのですが、今はTシャツでは涼しい感じ。
写真はまだ暮れるまえ、詳細は追って。Img_0302

   (2012年6月4日モーバイル記録)

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2012年6月 3日 (日)

美術:原美術館「ハダカから被服へ」

  名称   杉本博司 ハダカから被服へ
  会場   原美術館
  会期   2012年3月31日(土)~ 7月1日(日) 、詳細は要確認
  鑑賞日  2012年5月31日(木)

  参考   公式ホームページ

 

 「ハダカから被服へ」はファッション系の企画と思いました。私には縁遠い範疇ですがそこは杉本博司、期待を抱いて出かけました。

 展示の核になる作品が「スタイアライズド スカルプチャー」と題される連作。マネキン人形に、過去一世紀に渡るオートクチュール(多分)の作品を装わせて撮影した大判写真。モノクロですが、素材の質感を感じ取れるほど美しく仕上がっています。きっちとライティングされた長時間露出(多分)写真は、写真としても見ごたえあります。

 例えば、イブ・サンローラン「モンドリアン(1965)」、原色の色分けが感じられます。オードリー・ヘップバーンが思い浮かびますが、サンローランは、多分着ていないでしょう。
 ガブリエル・シャネル「絹のシフォンのドレス(1926頃)」は、柔らかで、羽根のような軽い質感、今着ても他人が振り還るような(少なくとも私は)作品です。マドレーヌ・ヴィオネ「流水紋のドレス(1925頃)」も、手仕事の良さを感じさせます。
 写されたオートクチュールの素晴らしさか、写真の素晴らしさかが判らなくなります。

 撮影対象のエルザ・スキャパレリ「ドレス(1938年頃)」が、三階への階段途中に展示されています。黒を基調に、肩から上腕と背中の大きなリボン飾りがくすんだ赤。
 既に写真を見ていたのですが、写真ほど美しくないなとおかしな思い。複製が現物を超えて、杉本の写真家としての力量を実感します。

 ここまでが「被服へ」にでしょう。とするならば「ハダカから」は何処。

 一階廊下に「ジオラマ」「肖像」の写真が展示されています。「ネアンデルタール(1994)」「クロマニヨン(1994)」「ヴィクトリア女王(1994)」など。こちらは小振りな写真で、既視感もあって大きな衝撃はありませんでした。

 「杉本文楽曽根崎心中の為の人形と衣装」、野村萬斎が三番叟公演で着けた「雷紋の能衣装」、私は公演を観たので興味深いものがありました。しかし、全体の流れから言えば、被服には違いないものの日常性に欠けるので多少の違和感を感じました。

 

 展示作品は大方が以前の作品。「ハダカから被服へ」とのストーリー・ラインで再構成して多くの観客を引寄せる杉本は、現代美術のカリスマでしょう。私は観たことがなかったので、「スタイアライズド スカルプチャー」の作品だけの構成でも満足できたと思います。その方がすっきりしたかも。

   (2012年6月3日現在)

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2012年6月 2日 (土)

路上観察:横浜開港祭花火大会・2012年

横浜臨港パークは、横浜開港祭の花火大会を待つ人たちで賑わっています。左右の木の間に台船が見えます(注:台船は仮設舞台の後方)が、そこが花火の打ち上げ場所でしょう。
新港パーク辺りからの海沿は席取りの人が続いていました。
Img_0300

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