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2012年5月 5日 (土)

音楽:みなとみらいクラシック・クルーズ Vol.38

 出演 Duo Prima(礒絵里子(Vn)&神谷未穂(Vn))+石岡久乃

 曲目 ランチタイム・クルーズ(12:10~13:00)
     ルクレール :2つのヴァイオリンのためのソナタ集より 作品3-2
     モーツァルト/E.コヴァチェク編:オペラ「魔笛」より
             ”おいらは鳥刺し””夜の女王のアリア”
     バルトーク :44のデュオより No.26、32、35、36
     ショスタコーヴィッチ/アトヴミアン編:5つのヴァイオリン二重奏曲
     サラサーテ :ナヴァラ 作品33
     ベッリーニ :歌劇「ノルマ」より カスタ・ティーヴァ(アンコール)
    ティータイム/クルーズ(14:30~15:30)
     モーツァルト/E.コヴァチェク編:オペラ「魔笛」より
             ”恋とはどんなものかしら””もう飛ぶまいぞ、この蝶々”
     イギリス民謡/玉木宏樹編:グリーンスリーブス
     バルトーク/啼鵬編:ルーマニア民族舞曲
     モンティ/山本祐ノ介編:チャールダーシュ
     サラサーテ/玉木宏樹編:ツィゴイネルワイゼン
     賛美歌   :主よ御許に近づかん(アンコール)

 会場   横浜みなとみらいホール・大ホール
 公演   2012年5月1日

 

 ヴァイオリンの二人はいとこ同士だそうです。神谷未穂は仙台フィルのコンサートマスター。礒絵里子は7月17日の神奈川フィル・ブルーダル基金コンサートにソリスト(チャイコフスキー:V協・第1楽章)に出演するとの話がありました。

 各クルーズの、はじめの3曲・2曲は2ヴァイオリン、以降はピアノ伴奏が加わります。編成が珍しいので、編曲物が多くなるのは仕方ないところでしょう。大抵は気になりませんが、モーツアルトは、元のオペラがあまりにも有名で、その中でも有名な曲ですから、ヴァイオリンへの編曲はちょっと色あせてしまうように感じました。演奏の当否ではありませんので念のため。

 第1・第2を交代で担当しますが、旋律を交互に交代しながら弾く曲と、旋律・伴奏に分かれるような曲がありました。チャールダーシュやツィゴイネルワイゼンは前者ですが、一人で弾くのと大きな差異は感じませんでした。伴奏の方に面白みがあるのでしょうが、はっきりと認識できませんでした。

 今回は編曲の面白さ、難しさが少し判ったように思います。どちらが強いかといえば、難しさです。上手くいって当たり前のような所があるので、編曲者も大変だと思います。元曲を知らなければ、そんなものかと思ってしまうような所がありますけど。

 ヴァイオリンは繊細な楽器と思います。でも二人の演奏は、逞しい音に至るまで表現力が大きく、また大ホールを十分な音量で響かせました。バルトークやショスタコーヴィッチも魅力的に響きました。使用楽器と奏者の技量に寄るものでしょう。

 シンフォニー中のソロ、協奏曲のソロ、室内楽のソロもしくはパート、直前の旋律・合奏の様子でも、聴く側の感じが随分変わると思います。オーケストラをか細く思ったり、ヴァイオリンを雄大に思ったり、良い聴き手になるのも難しいものです。

 このシリーズは、手頃な値段で気軽に、室内楽を中心に幅広い種類の音楽を聴けるので、楽しみですし、勉強になります。今回も例外でありません。

 次回は6月11日(月)、工藤重典(FL)をメインにライト・クラシックとジャズ・トリオです。

   (2012年05月05日記録)

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