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2012年4月30日 (月)

随想:情報リテラシーを思う

 ここ数年、3ヶ月に一度、検査のために病院に通っています。薬を飲むでなく、注射するでなく、食事などの制限があるでなく、ほとんど健康に等しい生活をしているのですが。

 病院に通いだして、医療業務の情報化の一端を垣間見ています。先日、診察を待っていたら、次の院内放送がありました。

 『CT、MRの予約が取得できない不具合が生じておりましたが、ただいま解消されました。これからCT、MRの予約を取る場合は、電子カルテを一度ログオフし、再度、ポータルから、電子カルテにログインして予約をお取り下さい』。前半は良いとして、後半が判りません。

 診察の受付、自動化されています、を済ますと、ポケットベル風の電子端末が配布されます。これが電子カルテと呼ばれるのでしょう、初めて名前を知りました。

 そして、3ヶ月の間にシステム更新があったのでしょう、電子カルテが新しくなっていました。いじってみて、操作要領はわかりましたが、更新や操作についての案内は見ませんでした。

 ログオフとは何、ポータルはどの状態、ログインとは何。該当する方は承知しているかも知れませんが、私は診療科が異なるので、どうゆうことなのかと考えてしまいました。

 判らなければ聞けば良い様な物の、聞けば良いと判る方は内容を理解できた方です。内容が理解できない方は、いつまでも待たされたのではないかと心配しました。

 私は仕事する上でコンピュータを多用しましたし、パソコン通信の時代からネット利用していました。よって、生活の中での情報機器利用は大方の見当がつきます。でもそのような経験のない方は、情報化が進む世の中を渡って行くのに結構大変だろうと思ってしまいます。

 病院に限らず、情報リテラシーの有無が生活品質に大きく影響する時代になりました。便利さを享受するための閾値が高くなったと言えます。生き易くなったのか、そうでないのか。病院で診察を待つ間に、そんなことを考えてしまいました。

   (2012年4月30日記録)

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