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2012年1月10日 (火)

路上観察:さらば「Y市の橋」

 横浜駅東口前を国道1号線が通過しますが、横浜駅の東京側の外れと言ってよい程の位置に金港橋が架かります。金港橋の中ほどから上流側に向かって風景を描いたのが夭逝の画家・松本竣介、タイトルは「Y市の橋」です。略図(*1)を次に示しておきます。
Fig1

 「Y市の橋」に描かれた橋は月見橋という美しい名前を持ちますが、既に新しい橋に架け替えられています。トラス橋、工場らしい建屋(私は鉄道用の変電所だったと思っています)はとうの昔になくなっています。現存するのは、形は多少変わっていますが横浜駅の北側で東西口を結ぶ跨線橋のみです(写真は、月見橋から、月見橋から)。
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 数年前に東西口を地下で結ぶ横浜駅きた通路が完成したので、跨線橋もその役割を終えていました。あえて残しているのは、費用を掛けてまで取り急ぎ撤去する必要が無いからでしょう。ただ、横浜駅西口の大規模な再開発が進行しているので、いずれは撤去される運命にあったと言えます。

 私は散歩途中などで東西口を行き来する時は、概ね跨線橋を利用しました。横浜駅に入線するブルートレインも姿を消して、旅愁を感じさせる光景も見なくなりましたが。

 跨線橋を最後に利用したのは昨年11月末、12月末に利用しようとした時は東口側の上り口は封鎖されていました。そこに一片の告示が貼付。跨線橋には「内海川こ線人道橋」という名前のあったことが判りました(写真は、東口側上り口、既に工事現場の西口側上り口、告示の部分)。
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 今ならば、金港橋の上から「Y市の橋」の面影を感じることが出来ます。横浜駅プラットホームの東京寄りに立てば、跨線橋を目の当たりに出来ます(写真は、横浜駅横須賀線プラットホームから)。
003

 いずれ跨線橋は撤去され、西口側に大きなビルの壁ができるでしょう。「Y市の橋」の風景は、松本竣介の絵の中にだけ留まることになります。

 *1 出展:きまぐれ美術館・洲之内徹・新潮社より(図は1975年頃?)
 *2 2009年12月19日 路上観察:最近の「Y市の橋」
 *3 2009年03月29日 路上観察:横浜・港水際ウォーク
 *4 2007年10月20日 美術:その後の「Y市の橋」

  (2012年1月10日記録)

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