路上観察:三の酉(2010年11月26日)
カタカナ名の行事が多くなったと感じますが、ひらがな名の行事も大事にしたいと思います。三の酉に出かけました。
横浜の金刀比羅・大鷲神社は横浜市営地下鉄阪東橋駅が最寄り駅になります。地上に出ると大勢の善男善女が詰め掛けていました。例年よりは少ないように感じましたが、三の酉まであって人出がばらけたのでしょうか。
参拝の後、横丁を抜けて横浜橋商店街へ。金刀比羅・大鷲神社の一本裏の通りが有名な横浜橋商店街になります。何時もに増した大賑わい。店先に特設の飲食売り場ができていて、暖をとったり(体の中から)小腹を満たしたり。TVで紹介されたことのある店には特に長い行列ができていました。
熊手を売る屋台の景気良い手締めの声も酉の市の風物ですから、それを聞くために最も混雑する一角を通り抜けました。サウンド・スケープ、粋な音の風景も少なくなったように思います。いつまでも続いて欲しいとは思いますが、どう変化していくのでしょうか。
帰りがけ、私もどこかで暖をとろうかと大通り公園を関内に向けて歩き出しました。坂東橋・横浜橋・長島橋、橋のつく地名が多いのはここが運河だったから。JRに平行する首都高速道路もかっては運河で、そこに直角に流れ込んでいた、などと古い横浜の薀蓄を妻に説明しながら。私の記憶も鮮明ではないのですが。
結局、暖は相生町のバーで。二階のライブ・フロアから聞こえる音楽に耳を傾けながら。改めて、ゆっくりライブを聞きにきたいものだなどと思いながら。
(2011年11月28日記録)
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