狂言:横浜能楽堂普及公演「横浜狂言堂」
狂言組 狂言「貰聟」
シテ (舅) 野村万作
アド (聟) 高野和憲
小アド(妻) 中村修一
狂言「簸屑」
シテ (太郎冠者) 深田博治
アド (漁夫白龍) 竹山悠樹
小アド(漁夫) 石田幸雄
会場 横浜能楽堂
鑑賞 2011年10月 9日(日) 14:00~15:40(休憩20分)
横浜能楽堂においては、毎月第二日曜日を狂言の日として、狂言二番と簡単な解説付きの普及公演を廉価な料金で開催しています。大分遅くなりましたが、この企画に始めて出かけたので様子を紹介しておきます。
料金は2000円、そのためもあるのでしょうけど満員でした。私は公演の数日前にチケットを購入したのですが、その時には数席が残っているだけでした。横浜能楽堂の他の公演に比べて、若い人も多く、カジュアルな服装の方も多いように思います。付き添いつきの大学生?と思われるグループもおりました。
興味はあるけれど何となく敷居が高いと思われている方がおれば、それを乗り越えるためにこの企画は絶好だと思います。
普及公演だから若手主体の役者が出演するのだろうと思われる方、決してそんなことはありません。野村万作は人間国宝ですし、深田博治は「万作の会」の中堅どころです。普及公演だからこそ本物を見せる、そんな印象を抱きました。病み付きになりそうです。
細かい説明は省きますが、「貰聟」は「深酒の戒め」、「簸屑」は「罷業の戒め」、狂言は今に通じる内容を面白く演じます。一度、出かけてみませんか。
付け足しですが、公演のない日は横浜能楽堂内の見学が可能ですから、一度覗いてみるのも良いと思います。
(2011年10月21日記録)
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