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2011年10月25日 (火)

随想:何が重要か!?

 言葉の重みと軽さを同時に感じる毎日である。『死の町』という言葉で辞任せざるを得なかった前鉢呂経産相。『ばかやろう』という言葉に問題ありと一部が息巻いたけど、何となく沈静化した平野復興相。

 一部単語を切り出すことなく文脈を理解すれば、問題を含むとは思えない。新聞等、報道のあり方を今一度振り返ってみる必要がある。

 

 10月25日の朝日新聞朝刊のトップ記事は『衆院にサイバー攻撃』、7面の2番目の記事として『東電黒塗り文書公表』を取り上げている。
 同日の東京新聞のトップ記事は『黒塗り一転公開 手順書機能せず』と東電の運転操作手順書について取り上げ、「衆院にサイバー攻撃」については記事が無い。

 私は、25日朝刊のトップ記事の取り上げ方は、東京新聞が妥当と判断する。
 朝日新聞は、『衆院にサイバー攻撃』をトップにする位なら、『東電黒塗り文書公表』をもっと詳細にして面を入れ替えて良いと思う。

 

 なぜか、私なりに吟味すると『衆院にサイバー攻撃』は一面トップに掲載する内容ではないとの結論に至るからである。

 例えば、『ウイルスは外部からメールで送り込まれ、外交や防衛など国政の機密情報が狙われた可能性がある』『盗まれたパスワードなどは、侵入者に悪用され、議員らのパソコンに保存されていたデータが閲覧されていた可能性があるという』『少なくともこの間の約1カ月間は、閲覧可能な状態が続いていたことになる』『一方で、議員のパソコンやサーバー内のデータがそのまま持ち出されたり、改変されたりした跡は見つかっていない。ただ、盗んだパスワードなどを利用して痕跡を残さずに「盗み見「をすることは可能だった』というところが記事の要点だ。

 良く理解できない図も掲載されているが、全体に可能性を言っているだけではないか。記事を総合すると、ファイアーウォール等の保護機能が正常に働いている可能性を言っている様にも思える。要観察ということ。

 

 『衆院にサイバー攻撃』も重要だ。ただ、日本のおかれる現状、読者の注目度を考えれば、東電原発事故関連記事の優先度を高くすべきではないかと思う。

 25日朝日新聞夕刊の素粒子は次のように書く。『見通しの甘さがばれるのがきまり悪かっただけか。東電の黒塗り手順書。「世界最高水準の安全性」が虚空に響く』。異をとなえるものでもない。が、見通しの甘さをしっかりと指摘しただろうか。

   (2011年10月25日記録)

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