« 随想:鉢呂経産相発言に問題はあるか? | トップページ | 随想:鉢呂経産相発言に問題はあるか? (3) »

2011年9月11日 (日)

随想:鉢呂経産相発言に問題はあるか? (2)

 既に前鉢呂経産相になってしまったが辞任に至る経緯が未だに納得できない。主義主張以前の、言葉の理解や新聞などメディアの情報伝達に関する課題としてである。

 いま問題とされる発言は「死のまち」と「放射能うつす」だ。後者はオフレコ談話の途中にあったようだが、的確な事実が報道されているとは思えない。ここでは「死のまち」のみ取り上げる。

 

 ある状況を目の当たりにして、もちろんそれまでの経緯も踏まえて、「死のまち」と表現したところで、私はかなり的確な情報伝達がなされたと思うだけだ。ましてや、前後の文脈を踏まえれば問題になる要素などない。

 疑問を感じたら、出来る限りオリジナルな発言なりを探して自分なりの判断をすべきだと思う。asahi.com(2011年9月9日18時16分)に「鉢呂経産相発言の詳細」が掲載されていたので、末尾に引用しておく(一致期間で削除されてしまうだろうから)。

 これを読んでも私の判断は変わらない。多くの人との思いと食い違うのだろうか。
 人間の活動を継続するために言葉は重要だ。言葉がゆがめられれば人間の活動がゆがめられる。腑に落ちないことは、自分なりに吟味することが大切だ。メディアの言説も自分なりのフィルターを通す必要がある。

 それにしても辞任してしまったら、かえって原発事故の影響下にある福島県民や多くの方々を見捨ててしまうように思えて、それが残念

 

 『●鉢呂吉雄経済産業相が9日午前の閣議後記者会見で触れた「死のまち」発言の詳細は、以下の通り。

 昨日、野田佳彦首相と一緒に(視察した)東京電力福島第一原子力発電所事故の福島県の現場は、まだ高濃度で汚染されていた。事務管理棟の作業をしている2千数百人がちょうど昼休みだったので話をした。除染のモデル実証地区になっている伊達市、集落や学校を訪れ、また佐藤(雄平)知事、除染地域に指定されている14の市町村長と会ってきた。

 大変厳しい状況が続いている。福島の汚染が、私ども経産省の原点ととらえ、そこから出発すべきだ。

 事故現場の作業員や管理している人たちは予想以上に前向きで、明るく活力を持って取り組んでいる。3月、4月に入った人もいたが、雲泥の差だと話していた。残念ながら、周辺町村の市街地は、人っ子ひとりいない、まさに死のまちという形だった。私からももちろんだが、野田首相から、「福島の再生なくして、日本の元気な再生はない」と。これを第一の柱に、野田内閣としてやっていくということを、至るところでお話をした。

 除染対策について、伊達市と南相馬市も先進的に取り組んでいる。大変困難ななかだが、14市町村の首長が、除染をしていくと前向きの形もでてきている。首長を先頭に、私も、住民のみなさんが前向きに取り組むことで、困難な事態を改善に結びつけることができると話した。政府は全面的にバックアップしたい、とも話した。 』

   (2011年9月11日記録)

| |

« 随想:鉢呂経産相発言に問題はあるか? | トップページ | 随想:鉢呂経産相発言に問題はあるか? (3) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 随想:鉢呂経産相発言に問題はあるか? (2):

« 随想:鉢呂経産相発言に問題はあるか? | トップページ | 随想:鉢呂経産相発言に問題はあるか? (3) »