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2011年7月14日 (木)

音楽:みなとみらいクラシック・クルーズ Vol.28

  出演   NHK交響楽団メンバー with 佐份利恭子
         佐份利恭子(Vn)、松田拓之(Vn)、坂口弦太郎(Va)、桑田歩(Vc)

       
       

  曲目   ランチタイム・クルーズ(12:10~13:00)
         シューベルト:弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D.703 「四重奏断章」
         ハイドン  :弦楽四重奏曲第78番変ロ長調 op.76-4 「日の出」
         ハイドン  :弦楽四重奏曲第77番ハ長調 op.76-3 「皇帝」より第3楽章(アンコール)

       ティータイム・クルーズ(14:30~15:30)
         シューマン/石井康編曲 :「子供の情景」より(弦楽四重奏版)
                    第1曲「見知らぬ国と人々について」、
                    第3曲「鬼ごっこ」、第6曲「重大な出来事」、
                    第7曲「トロイメライ」、第13曲「詩人は語る」
         スメタナ  :弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
         マスカーニ :「カバレリア・ルスティカーナ」より間奏曲(弦楽四重奏版・アンコール)

  会場   横浜みなとみらいホール・大ホール
  公演   2011年7月12日

 

 常設の弦楽四重奏団ではないようですが、一年前のVol.16でも同じメンバーでした。メンバーによる短い解説、ランチタイムに古典派、ティータイムにロマン派の曲を演奏すると。

 

 「四重奏断章」。第1の奏でる焦燥感あふれる第1主題を第2、ビオラ、チェロと引継ぎ、やがて現れる第2主題は伸びやかな歌の旋律のようで印象的。生演奏でも録音でもシューベルトを聴く機会は多くありません。この曲も意識して聴いたことは無かったように思いますが、今回の演奏で好きになりました。

 

 「日の出」。冒頭の旋律から「日の出」の副題がついたそうですが、実に上手いネーミングだと思います。この旋律を聴くと「梅が香にのつと日の出る山路かな 芭蕉」を思い出します。弦楽四重奏曲ならヘンデルの作品76、副題もついて親しみやすいでしょう。だから、今回の演奏もとても親しみを感じました。生演奏は視覚にも訴えるので、理解が多少進んだように思います。

 

 「子供の情景」より。第1が牽引する古典派スタイルの編曲と認識しました。
 原曲がピアノ曲であることは言うまでもありませんが、弦楽四重奏に編曲されると少し焦点が甘くなるように感じました。それは演奏に対しての評価でなく、曲に対してですが。そういうことに気付くのも、なかなか面白いことです。

 

 「わが生涯より」。ティータイム・クルーズにしては重厚すぎる一曲。打ちのめされそうな曲、演奏でした。第1楽章、短い序奏の後にビオラで提示される第1主題からして厳しさが滲み出ます。第4楽章の聴力を失うことを暗示する第1の悲鳴に似た響き。音楽の深みを垣間見る、いや聴かせて貰った気がします。スメタナと言えば「我が祖国」に留まっていますが、もったいないと思いました。

 次回は8月3日(水)、「ハマのJACK in みなとみらい」です。

   (2011年07月14日記録)

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