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2011年6月14日 (火)

音楽:勝間田裕子 個展+3

  指揮   佐藤紀雄

  独奏   平松英子(S)

  演奏   アンサンブル・ノマド

  曲目   1.松平頼暁 :閃光(1997年)
       2.湯浅譲二 :蕪村五句(2007年)
         (休憩)
       3.近藤譲  :杣道(2008年)日本初演
       4.三宅榛名 :風は庭をめぐり(2011年)
                勝間田裕子委嘱作品・初演
       5.勝間田裕子:雷鳴(2010年)初演

  会場   東京オペラシティリサイタルホール
  公演   2011年6月9日 19:00~20:40(休憩15分)

 

1.松平頼暁 :閃光

 後方席から見た範囲で楽器編成を順不同で記述しておきます。多分あっていると思うが。ピアノ、ヴァイオリン、ビオラ、フルート・ピッコロ、パーカッション、おもちゃのピアノ、おもちゃの笛、声。

 標題からある程度イメージできる音の断片。ピアノの側面を叩いたり、絃の強いピチカートが特殊奏法。途中、おもちゃのピアノがバッハ・ハ長調のプレリュード(多分、気付いた時は終わっていた)を弾いたが、かえってバッハを強く感じてしまった。

2.湯浅譲二 :蕪村五句

 ハープ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ、鉄琴・木琴、声。
 蕪村の春夏秋冬+辞世の五句の俳味を音楽で表そうと試みた作品。例えば春は「菜の花や月は東に日は西に」が選ばれている。音楽のまとまった印象が残っていないが、取り立てて好き嫌いの思いはなかった。鉄琴を弓で擦る奏法あり。

3.近藤譲  :杣道

 ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、パーカッション。
 ゆったりした曲、作曲技法などが判るわけもないので印象を表現し難い。六甲山系の杣谷峠を思い出していたが、また歩きたい。

4.三宅榛名 :風は庭をめぐり

 ピアノ、ギター。
 楽器の組合せからして音のバランスが悪く、一番印象が薄い。ギターはひょっとしてアンプを通していたのだろうか。

5.勝間田裕子:雷鳴

 ギター、ヴァイオリン×2、ビオラ、チェロ、コントラバス、オーボエ、フルート、クラリネット、トロンボーン、チューバ、ティンパニー。
 ピチカート主体で演奏される絃の循環する音形の上に、管、ティンパニーが雷鳴を描写。循環する音形が、気持ちを次第に高揚させた。本日演奏された五曲のうちで一番好き。

 

 久しぶりに現代曲のコンサートに出かけた。楽器編成がユニークかも知れないが、特殊な奏法が頻繁にあるわけでもなく、おとなしいコンサートだった。五曲がすべて標題付きというのも特徴だろうか、ある意味テーマが無いと作曲できないとも言えそうだが、たまたまだろう。演奏の後に作曲者が紹介されたが、皆さんが健在であるのも現代音楽の特徴か(そんなことはないけど)。

 シリーズの現代曲のコンサートがあれば、定期的に出かけたい思いもある。判る判らないは脇において、コンテンポラリーな音楽に接するのも大事なことのように思う。

   (2011年6月14日記録)

P.S.暫らく掲載が滞っていましたが再開します。横浜トリエンナーレのサポータ作業にのめり込んでいました。

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