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2011年5月 4日 (水)

音楽:みなとみらいクラシック・クルーズ Vol.26

  出演  鈴木理恵子(Vn)
      若林顕(Pf)

  曲目  ランチタイム・クルーズ(12:10~13:00)
        クライスラー  : 前奏曲とアレグロ
        F.ドビュッシー : 美しき夕暮れ
        ベートーヴェン : ヴァイオリン・ソナタ第9番
                   イ長調「クロイツェル」op.47
        ドヴォルザーク : 我が母が教え給いし歌(アンコール)
      ティータイム・クルーズ(14:30~15:30)
        モーツァルト  : ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304
        ショパン(クライスラー編曲)
                : マズルカ第45番 イ短調 op.67-4
                 マズルカ第23番 二短調 op.33-2
        ブラームス   : ヴァイオリン・ソナタ第3番 二短調 op.108
        パラディス   : シチリーアーノ(アンコール)
        モンティ    : チャルダッシュ(アンコール)

  会場  横浜みなとみらいホール・大ホール
  公演  2011年5月2日(月)

 

 50分の短いコンサートゆえに、長い曲は一部楽章を省略して演奏されることが多いのです。しかし、今回はベートーヴェン・第9番とブラームス・第3番が全曲演奏されるので楽しみにしていました。それも、充実した演奏活動している二人が出演するのだから。

 

 ベートーヴェンは録音されたものをたまに聴きますが、凄い曲だと思います。ヴァイオリンとピアノがそれぞれの世界、両者の対峙・協調で生み出される新たな世界。ブラームスも録音されたものをたまに聴きますが、結局は似たような表現をするしかありません。しかし、第9番と第3番を比べれば私の好みは第9番、よりすっきり、より力強く感じます。

 ヴァイオリンは美しく繊細と感じました。第9番の私のイメージは、もう少し力強くても良いように思いましたが、好みの問題かも知れません。第3番はしっとりして大変美しく感じました。聴けば、好き好きはありますがどちらも名曲です。

 他にランチタイム・クルーズでは、クライスラー、アンコールのドヴォルザークを美しく感じました。ゆったりと奏でるような曲に情感がこもっていたと思います。
 ティータイム・クルーズでは、モーツァルトが初めて聞く曲ですが、興味を感じました。いずれCDを手に入れたいと思いました。モンティは楽しい曲ですが、何か生真面目な演奏と感じました。全体的にそうなのですが。

 曲数は減りますが、楽章の省略なしに演奏してくれることを私は希望します。そういう意味で、今回のプログラムも嬉しく感じました。

 次回は6月8日(水)、神奈川フィルハーモニー主席奏者+諸田由里子です。

   (2011年05月3日記録)

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