随想:ネットメディアで衆目にさらされる記者会見(3)
ネットメディアの中継あるいは録画で東電原発事故の記者会見を視聴すると奇妙な光景が見られる。
次に示す二枚の写真は、4月8日18時30分からの記者会見の様子をキャプチャーしたもの。正確には記者会見の終了後に、東電社員に押し寄せて個別質問する記者達である。
この記者達がどのような報道機関に所属するか、大雑把に推測しているが確証はないので記者達としておく。
しかし、会見終了を宣言されてからの個別質問というのもおかしなものである。会見中に質問する勇気が無いのだろうか、まさかね。都合の悪い質問内容なのだろうか、視聴者・購読者にとって都合悪いことなどないけどね。
とすれば、東電の事情をおもんばかり、回答を取捨選択して報道すると勘ぐられてもしかたないだろう。記者達あるいは所属する報道機関はどのような立ち居地で会見に臨んでいるのだろうか。
この日の記者会見で、NPJ記者の「記者会見の方法について伺いたい」で始まる一連の質問に、「時間もある程度区切らして頂くが、終了後も引き続き皆様から納得頂くまで質問を承まわるので理解願いたい」との主旨の回答があった。それならば徹底的に記者会見やればよいようなものだけど、なんだかね。
興味あれば『【4/8・18:30開始】東京電力本店から『原発』に関する記者会見 』の1時間17分25秒過ぎから視聴願いたい。
(2011年4月10日記録)
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