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2011年3月20日 (日)

随想:キロキロとヘクトデカけたメートルが

 恐らく中学生の時、「キロ(k)キロ(k)とヘクト(h)デカ(da)けたメートルがデシ(d)におわれてセンチ(c)ミリ(m)ミリ(m)」と習いました。

 この意味が判る方は、以下を読まないで下さい。怒られそうです。

 この一週間、TV報道等を視聴していて、各種数値の取り扱いに覚束ない場面がありました。μSv(マイクロシーベルト)とmSv(ミリシーベルト)は、1:1000 の関係があります。

 

 国際単位系(SI)のMKS単位系のSI基本単位は、長さにメートル(m)、重さにキログラム(kg)、時間に秒(s)、電流をアンペア(A)、熱力学温度をケルビン(K)、物質量をモル(mol)、光度をカンデラ(cd)、で表します。
 シーベルト(Sv) は生体被曝の単位。基本単位を組み合わせて作ることのできるSI組立単位。

 日常生活で使うのは、長さ、重さ、時間、電流まで。

 さて、「キロキロと・・」を置き去りにしていますが、これは基本単位に付ける接頭辞を覚える暗誦言葉。接頭辞とは、大きな数値や小さな数値で「0」を多く重ねるのを防ぐ意味があります。すなわち、次の関係を覚えるためです。

  0.001km = 0.01hm = 0.1dam = 1m = 10dm = 100cm = 1000mm

 ただし、ヘクト、デカ、デシ、(技術系で)センチは殆ど使われません。

 

 最近、目にする接頭辞は大きい方で、

  テラ(T)    10の12乗
  ギガ(G)    10の9乗
  メガ(M)    10の6乗
  キロ(k)    10の3乗

小さい方で、

  ミリ(m)    10の-3乗
  マイクロ(μ)  10の-6乗
  ナノ(n)    10の-9乗

でしょう。

 これらを覚えれば、少なくとも大小関係は判ります。生活に必要な基礎知識と思えます。ところで、これらを覚える現代の暗誦言葉はあるのでしょうか。

   (2011年3月20日記録)

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