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2011年3月23日 (水)

随想:ネットメディアで衆目にさらされる記者会見

 先日、東電福島原発事故の経過の記者発表をネットメディアで視聴しました。その時の記者の質問の一つに多少怒気を含んだ感じの「Cs137の半減期はいくらですか?」がありました。配布資料に記載されていなかったようです。

 その時に感じたのは、「自分で調べろ、理科年表に出てるだろう」でした。東電側もそんなことは言いません。しかし、錯綜する中で資料作成・記者発表なので多少の落ちは仕方ないのでは。東電しか知りえない事実ならともかく、原発事故の取材なら半減期などは予備知識だろうと思いました。

 他にも威張り腐ったような質問がありました。国民が知りたがっているではないかも何か胡散臭い感じです。修羅場で相手を追い込んでも事態が好転しないでしょう。記者も一方の当事者だから、質の高い発表になるように協力したらどうでしょうか。

 ネットメディアは、私が記者会見の場にいるような情報を提供してくれます。同時にマスメディアの実体もさらけ出します。

 手元になかったので、最新の「平成23年理科年表・国立天文台編・丸善発行」を購入してきました。放射性同位体の半減期、確かに掲載されています。

   (2011年3月23日記録)

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