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2011年1月10日 (月)

路上観察:鎌倉えびす(2011年1月10日)

 兵庫県尼崎市勤務の7年余、1月10日と前後の3日間は、大阪今宮、西宮、尼崎の「十日えびす」の賑わいを味わいに、たびたび訪れました。以来、えびす信仰は関西の風習と思っていました。

 昨年末、鎌倉史跡碑めぐりの途中、本覚寺えびす堂にて「十日えびす」の催しを知りました。年が変わり、10日になるのを待って様子を味わいに出かけました。

 

 JR鎌倉駅には昼前に到着。東口から若宮大路へ。鎌倉駅入口交差点を渡ると大巧寺、参拝してから小町大路へ抜けます。右手を見れば本覚寺は直ぐそこ。

 本覚寺の境内は予想よりはるかに大勢の人で賑わっていました。えびす堂前では餅つきが始まっていました。国会議員や名士が順に杵を振り下ろし、頃を見計らって福娘も小さな杵を振り下ろしていました。つき上がった餅は参拝客に振舞われ、長い列が出来ていたので私はパスしました。
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 屋台では縁起物をつけた福笹も授与されていました。福笹を受け取る時、男衆の掛け声をきっかけに「家内安全、お祈りしま~す。」と福娘や男衆が声を合わせます。家内安全の部分は、商売繁盛などに変わります。
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 ドイツ人と思われる年配の女性が「良縁をお祈りしま~す。」と福笹を受け取っていました。たまたま近くに居た方が通訳したようでしたが、本心か遊び心か、あるいは通訳の行き違いか。でも、ほのぼのとした雰囲気を感じたのは確か、恋は年齢に関係ありませんから。

 

 「十日えびす」は関西の風習と思っていましたが、どうもそうでないようです。家内安全や商売繁盛は、時と所を選びません。

 えびす信仰も、調べれば興味深いものがありそうです。中華思想における東夷・南蛮・西戎・北狄の蔑称。水死人を含む海からの漂流物信仰。えびす信仰に繋がると思うのですが。

 「振売りの雁あはれなりゑびす講 芭蕉」も味わい深い一句です。

 

 鎌倉では早くも、梅・蝋梅がほころび始めていました。
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   (2011年01月10日記録)

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