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2010年12月 4日 (土)

路上観察:手水の使い方(2)

 神社の参拝前、身を清める作法として手水を使います。神社によっては、手水舎に「手水の使い方」の案内を掲載しているところがあります。以前、私が見つけた案内をまとめて「手水の使い方」を掲載したことがあります。

 先日、旧東海道品川宿を散歩した際に二箇所で案内を見つけました。そこで、前回掲載以降に見つけた案内を整理しておきます。ちなみに写真も、手水舎全景と案内拡大の二枚を撮ることに決めました。

 

1.鎌倉宮(鎌倉市)
001 002

2.伏見稲荷大社(京都市)
001_2 002_2

3.照国神社(鹿児島市)
001_3 002_3

4.荏原神社(東京都品川区)
001_4 002_4

5.鮫洲八幡神社(東京都品川区)
001_5 002_5

 

 照国神社と鮫洲八幡神社は標準タイプです。多くで見かけるので勝手に標準タイプとしています。

 鎌倉宮は文字タイプ、かなり丁寧に説明しています。しかし、何も知らない人には「清める」とか「水の入った柄杓を手前に立て」などの動作が伝わるかどうか。私は難しいように思いますが、如何でしょう。

 伏見稲荷大社は、文書が鎌倉宮と似ていますが、イラスト付きで理解は進むと思います。ここで、おじさんの絵は初出です。

 荏原神社は、もっとも丁寧な案内になっています。手水は身だけでなく、こころもきれいにすると知りました、強いて言えば、心と身をきれいにすることが手水を使うことと同義と理解できるか。動作が具体的に説明されているだけに、末尾の心づかいは抽象的と感じました。

 

 会社務めをしている時、技能伝承の導入に良い例がないかと探しているうちに見つけたものです。動作を説明するのは難しい、内に秘めたものまで現すのはなお難しい、と今でも思っています。説明がうまく伝わったか、今でも疑問に思っています。
 と言う訳で、ケチをつけようなどと思ったことはありませんのでご容赦を。

 ちなみに、参拝の「二礼・二拍手・一礼」は動作の説明として紛れが少ないと思います。

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