音楽:小林道夫チェンバロ演奏会
演奏 小林道夫(cemb)
曲目 J.S.Bach ゴールドベルク変奏曲
J.S.Bach 平均律クラーヴィア曲集第2巻21番前奏曲(アンコール)
会場 津田ホール(Q列24番)
公演 2010年12月23日14:00~15:50
「J.S.バッハ・ゴールドベルグ変奏曲」はクラーヴィア練習曲で、バッハ自身による標題は「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」です。
「ゴールドベルグ変奏曲」とクリスマスとの関係はないと思いますが、小林道夫は今の時期に「ゴールドベルグ変奏曲」の演奏会を続けています。私が認識したのは20代後半だったと思いますが、その時からでも30有余年が経過しています。実際は40年近くになると思います。
私が演奏会に出かけたのは、10年ほど前の大阪公演に1回、昨年と今年の東京公演と計3回です。若い時から継続していたら立派なものですが、なかなか余裕がありませんでした。
その頃、私は除夜の鐘の変わりに様々な奏者の録音した「ゴールドベルグ変奏曲」を聴いていました。しかし、年を重ねるにつれ、夜中に1時間以上の音楽を聴くのも困難に成り、何時しか新年の最初に聴く曲になりました。
最近は時間的制約もなくなったので、小林道夫の演奏会を年末恒例にしようと思っています。私はクリスマスに何かする習慣もないので、一年の締め括りの演奏会の位置づけです。
軽く目を閉じて聴いていると、しみじみとした情感が湧いてきます。多少気になるところがなかったわけではありませんけど、装飾音などに新しいものもあったと感じました。残念ながら断定できないのが悲しいですけど、いつになっても前進していると思いました。
末永く「ゴールドベルグ変奏曲」の演奏会が続くことを祈念しています。
(2010年12月24日記録)
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コメント
F3さんといえば、除夜の鐘代わりの「ゴールドベルグ」という程、強烈な印象があります。
。
でも、いつの間にか新年の曲になってしまったんですね(笑)。
ま、無理は禁物ってことで
投稿: kozue | 2010年12月25日 (土) 11時10分
昨年からは一年の締め括りになっています。お笑い下さい、軟弱な私
です(笑)。
家にいない時もあったし、生活も段々と変化していきます。体力
も衰えてきます。そういう意味で、自分のスタイルを貫いている人は尊
敬に値します。
投稿: F3 | 2010年12月26日 (日) 00時28分