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2010年11月29日 (月)

美術:東京国立博物館「東大寺大仏」展

  名称   光明皇后1250年御遠忌記念
       特別展「東大寺大仏―天平の至宝―」
  会場   東京国立博物館平成館
  会期   2010年10月18日(金)~12月12日(日) 、詳細は要確認
  鑑賞日  2010年11月27日(土)

 

 タイトルで東大寺大仏を謳うが、大仏を移動できないことは端から判る。このような場合、多少注意を要する。

 開催概要は「大仏造立にかかわる作品を通して、天平文化の精華をご覧いただくとともに、「奈良の大仏」の寺として、現代に至るまで広く信仰を集め、日本文化に多大な影響を与えてきた東大寺の歴史をたどります」だそうだ。大仏に直接迫るものでない事が判る。

 

 展示は次の4章に分けらる。

   第1章・東大寺のはじまり―前身寺院と東大寺創建
   第2章・大仏造立
   第3章・天平の至宝
   第4章・重源と公慶

 第1章は、東大寺創建前の寺院跡からの瓦等出土品等展示で学術的な趣が強い。

 第2章は、西大門勅額、誕生釈迦仏立像・灌仏盤、八角燈籠・八角燈籠火袋羽目板等に惹かれる。経本類は文字も仕上げも美しく、光明皇后を彷彿させる展示品で魅せられるが、内容が判らないので興味は中途半端だ。

 第3章は、不空羂索観音菩薩立像光背に惹かれた。光背だけを観る機会など無いし、法華堂では観音像に目が行くので貴重な機会だ。少し前までは正倉院御物の展示もあったのだが遅かった。

 第4章は、重源上人坐像に惹かれた。年老いた上人の内面まで見通したような坐像、具象彫刻と捕らえても立派なものだ。ユーモラスな阿弥陀如来坐像も惹かれる。

 

 奈良に出向けば見られる展示品ばかりではなく貴重な展覧会だ。惹かれる展示品も多い。ただし、東大寺大仏や光明皇后が浮かび上がるかと言えば、そうとも言えない。時代背景や功績を認識していないと理解は難しい。

 人を集めていたのはヴァーチャル大仏かも知れない。コンピュータ技術を駆使したバーチャルリアリティーで大仏を体感する。こういう展示が最近は多くなっている。照明等を含め、展示方法が随分進化しているように感じた。より良い鑑賞に繋がる。観る方も勉強しなくては。

   (2010年11月28日記録)

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