路上観察:横浜市長公舎一般公開(2010年11月3日)
2010年11月3日、市長公舎が一般公開されました。私が承知した初めて機会ですから、早速出かけました。市長公舎は、横浜市中央図書館から野毛山動物園に向う途中にあります。最寄り駅は京浜急行日の出町駅になります。
市長公舎は昭和2年5月、洋館と日本家屋からなる市長住居用市有家屋として建設。昭和63年、日本家屋の老朽化が進んだため、集会室(小ホール)に建て替えられています。
正面からの洋館全景と玄関部分の拡大、そして裏庭からの洋館全景です。
洋館の玄関(旧玄関)を入るとホール。正面にステンドグラス、作者は日本のステンドグラスを芸術域に昇華させた先駆者と言われている小川三知だそうです。天井のシャンデリアも素敵です。
ホールの隣が第2応接室、その奥が第1応接室、その奥に食堂(?)。ホールから延びる廊下から各室に入れます。
洋館は直線を強調した設計で、庇や壁面の出入り、タイルによる壁面などが印象的です。一世を風靡したフランク・ロイド・ライトが、日本での建築に取り入れていたスタイルに倣っていると言われているそうです。設計は横浜市建築家の坂本信太郎・鳥海他朗。一度見学したことのある、フランク・ロイド・ライト設計の芦屋・ヨドコウ迎賓館を思わせるものがありました。
(2010年11月5日記録)
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