路上観察:第7回尾鷲ツーデーウォーク・第2日(2010年11月21日)
三重県尾鷲市の三重県立熊野古道センターをスタート・ゴールにして熊野古道を歩く、第7回尾鷲ツーデーウォークに参加しました。
第2日は、尾鷲市の南に位置する八鬼山を通過する「Cコース:世界遺産熊野古道 八鬼山 全踏破コース 13Km」にエントリーしました。
八鬼山越えは西国一の難所と言われ、さらに追剥や獣が出没して旅人は苦しんだようです。いまは、さすがに追剥はでないでしょうが、難所と獣は注意が必要でしょう。
道の途中には史跡が多くあり、もちろん石畳も良く残っています。頂上付近のさくらの森広場などから美しい熊野灘や熊野の山々が遠望できます。
正味距離11Km弱はコースとしては短いですが、今までに参加したマーチングの中では最難コースだと思います。第1日の「Aコース:世界遺産熊野古道 馬越峠・猪ノ鼻水平道満喫コース 25Km」よりきついかも知れません。
案内に登山タイプとありますが、ハイキング等に良く出かけている方は問題ないでしょうが、起伏の緩いウォーキングをイメージするとかなり違います。
しかし、二日間で熊野古道の魅力に取り付かれました。都合がつけば来年も参加したいし、他の区間も歩いて見たいと思いました。
なお、詳細記録はホームページに掲載してあります。
(2010年11月26日記録)
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コメント
NHKBSで熊野古道を歩く番組があり、とびとびでしたが観ていました。(旅人は森上亜希子さんです)
記事を拝読し、魅力にとりつかれたお気持ちがわかる気がします。
尾鷹というと、下る(地形的に上る下るの認識が曖昧ですが)区間を歩かれたのですか?
熊が出没するのは今も昔も変わらないようですね。
熊野古道は私も一端くらいは触れてみたいと思っていますが、覚悟が必要な気がしてなかなか前向きになれません。
投稿: strauss | 2010年11月27日 (土) 09時46分
色々大変だったと思います。とりあえず落ち着かれたようですがご自愛を。
馬越峠は伊勢へ向う方向で歩きました。八鬼山峠も伊勢へ向う方向で歩きま
したが、そのためにまず電車で反対の登り口まで移動しました。
以前から興味はあったのですが熊野古道はやはり魅力的でした。汗を流し足
を痛めて何が魅力かといえば、古人に少し近づけることかも知れません。石畳
が既に自然ではないのですが、それでも人の手の入り具合は最小限に止まって
います。私の感覚からすれば豊かな自然が残されていて、それも魅力的でした。
伊勢路は10Kmほどの区間に分割されていますから、アプローチを含めて15Km
程度の山道を歩ききる体力が必要と思います。慣れればそれほど大変なことは
無いと思いますが。
一日目は馬越峠を越えてゴールに戻るので公称25kmになっていますが、峠を
越えて最寄り駅に向かえば15Kmで収まります。ただ、交通はかなり制約されま
すので充分な計画が必要と思います。最初はツーデーウォークや会員制観光バ
ス利用で見当つけるのも良いかもしれないと思いました。
森上亜希子の番組は総集編を見ました。和歌山方面から熊野に向いましたが、
そちらの熊野古道も魅力的です。熊野古道は道筋が色々ありますが、元気なう
ちに少しでも歩きたいと思います。私の場合、三島で止まっている旧東海道完
歩が急務ですが。
投稿: F3 | 2010年11月28日 (日) 00時20分
労いの言葉を有難うございます。
やっと何とか落ち着きました。
12月頭にもう一度帰省します。
尾鷹ではなく、尾鷲でしたね。失礼しました。
電車で移動したと言うのはそういうことでしたか。
距離が長いだけでなく峠を越えるとなるとやはり大変でしょうねぇ。
実家の母がかなりの上りのコースを歩いたと言っていましたが、その時70歳を越えていたので、私も頑張れば少しは歩けそうですね。
もっとも83になる母は毎日3キロほど歩いているので私なんかとは全く心構えが違います。
投稿: strauss | 2010年11月28日 (日) 00時40分
お母様はどこを歩かれたのでしょうかね。伊勢・熊野間には十数の峠が
あります。前後の行程が判ると見当が着きそうです。
歩くのは体力も必要ですが、根気も必要だと思っています。その先に何
が見えるかの好奇心も必要かな。歩き始めると、不思議に徐々に慣れてき
ます。私は六甲を歩き始めた時、西宮・有馬間の魚屋道(ととや道)16Km
で膝が笑いましたが、ついには縦走56Kmを2回しました。
Straussさんも是非。倉敷ツーデーウォークがありますよ。瀬戸内しま
なみ海道スリーデーマーチもあります。私は参加したことがありませんけ
ど、タイミングを見計らって出かけるつもりです。
尾鷲ツーデーウォークは高低差がある分きついと思いますが、どこかで
歩いておけば目安になります。
暖かくなったら小夜の中山(話が跳び過ぎますか)でも歩きたいですね。
それまでに旧東海道をたどっておかないと。
投稿: F3 | 2010年11月28日 (日) 12時54分
母が歩いたのは中辺路のようです。
確たる記憶はないけれど、滝尻王子跡から熊野大社、那智大社の方まで歩いたとのことでした。
尾根もあったようです。
知らなかったから歩けたと言ってました。
きっと考える段階ではそうなのでしょう。
思いきらないとできないですよね。
岡山に帰れば倉敷もしまなみ海道も行ってみたいです。
まずはワンデーからです。
思いもかけないことで11月はバタバタしてしまいました。
春になったら是非掛川に行きましょう。
吟行ですよ(笑)
勉強しておきます。
投稿: strauss | 2010年11月29日 (月) 21時02分
「古道最古の社を目指し急峻な山道を登る 中辺路・滝尻王子から高原
霧の里まで」と古い雑誌をめくったら出ていました。熊野古道はどこを通
っても登り下りは避けられないのでしょうね。私も行ってみたいですが、
まずは情報集めが必要です。情報集めしているうちに旧東海道を歩いてし
まわないと。
春になったらお供します。それまでに秘密特訓しておきます。
投稿: F3 | 2010年11月30日 (火) 01時48分