美術:赤瀬川源平写真展・散歩の収獲(2010年10月27日)
1.会場 横浜市民ギャラリー あざみ野
2.会期 2010年10月22日(金)~11月7日(日)
3.鑑賞日 2010年10月27日
4.参考 公式HP
路上観察の延長、散歩に持参するカメラが思わぬ被写体を捕らえる。
大先生は、「写真に言葉がない。でも写真には表情がある。写真は何かを言いたがっている。それを翻訳するのがタイトルだけど、いつも誤訳の危険に満ちている」と言う。
ディジタルカメラが普及し、カメラ付き携帯電話も多くの人が持ち歩く。誰にでも傑作を撮れるチャンスはある。しかし、表情を掴めるか、言いたがっていることを聞き取れるか。「こころあらざれば物あれど見えず、音すれど聞こえず」なのだ。
今回の展示に特選はないような気がする。入選だろう。が、ここは作品を心行くまで鑑賞して、自らの感性を奮い立たせて傑作をものにするのが恩返しになりそうだ。
基礎知識がないと何を言っているかわからないでしょう、ここらを参考に。興味を抱いたらせひお出かけ下さい。インタビュー映像が面白い。
それから、同時開催の横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展も面白い。写真の歴史がわかる。
(2010年10月31日記録)
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