音楽:みなとみらいクラッシック・クルーズ Vol.17
演奏 日本フィルハーモニー交響楽団メンバー
曲目 ・ランチタイム・クルーズ(12時10分~12時55分)
外山雄三 :クラリネット五重奏曲
モーツァルト:クラリネット五重奏曲
・ティータイム・クルーズ(14時30分~15時15分)
ブラームス :クラリネット五重奏曲
会場 横浜みなとみらいホール・大ホール
公演 2010年8月4日
横浜みなとみらいホール主催のミニ・コンサート。今日はランチタイム・クルーズとティータイム・クルーズの両方を聴きました。料金は通しで1400円、1回券は800円。短い時間でも本格的な生の音楽が楽しめるので、とても良い企画だと思います。
今回は全てがクラリネット五重奏曲、作曲家の作風が明確になりそうで、期待していました。
メンバーは、Cl・伊藤寛隆、第1Vn・堂坂俊子、第2Vn・中谷郁子、Va・中川裕美子、Vc・伊堂寺聡。
「外山雄三」は一楽章からなる短い曲です。この曲は、本日のクラリネット奏者・伊藤寛隆が委嘱したもので、2009年2月に世界初演されたそうです。現代曲ですが特殊な奏法があるわけでもありません。聴いて気になるところはありませんでしたが、特に記憶に残るような部分もないような感じでした。初めて聴くので仕方ないと思います。
演奏上で気になったのは、弦の音量が少し不足しているのでないかと思えたことです。
「モーツァルト」はモーツァルトですね。名曲の誉れ高いこの曲、クラリネットが前面に出てきます。楽しく聴きました。どうもヴァイオリンの線が細いように思いました。
「ブラームス」もまたブラームスですね。同じく名曲でしょう。ただ、モーツァルトがクラリネットが強調されたのに比して、全体のアンサンブル重視といった曲。苦悩ではありませんが、何と重厚なことか。
固定メンバーではないと思いますが、弦の音量の他は気になることもありませんでした。
「モーツァルト」のオーボエ四重奏曲、ブラームスの弦楽六重奏曲第一番が聴きたくなりました。一回で、この組み合わせは無理でしょうけど、いずれかの機会に。
次回開催は9月2日、東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者たちによる弦楽五重奏です。曲目は小品集。
(2010年8月4日記録)
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