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2010年8月31日 (火)

随想:民主党代表選に関する雑感

 五日ばかり旅行している間に、小沢前幹事長の民主党代表選立候補が伝えられていた。

 本日(8月31日)の朝日新聞・朝刊は、「首相、挙党態勢に同意 きょう小沢氏と会談 民主党代表選」との見出し記事がトップである。そこには、菅首相が両者対立による代表選の回避を願望するような雰囲気が漂っている。

 しかし、小沢一郎前幹事長が立候補を明言した以上は、少なくとも菅首相との代表選が実施されて当然である。それがルールだ。あくまでもルールなのだ。

 代表選を回避したうえでの挙党態勢など信じない。代表選の結果により民主党が分裂するなら、それも仕方ないだろう。しかし、代表選による結果を乗り越えることこそ、挙党態勢というものだ。

 談合により代表選を回避するならば、早晩、民主党の退潮に繋がるように思える。なぜならば、古い政治体制への回帰であり、これから先の期待を一気に萎ませるからである。先の衆議院選挙結果への冒涜でもあろう。

 党員でもサポータでもない私に投票行動は関係ないが、投票結果が首相に直結する訳だから、あくまでもルールに基づく判りやすい代表選が実施されることを期待する。

 

 ところでマスメディアの言う世論は、小沢前幹事長の政治資金規正法違反事件、元秘書ら3人が逮捕・起訴され、本人の事件関与の有無が問わていることを問題視する。

 しかし世論以前に、政治資金規正法違反事件の実体とは何か。これがさっぱり判らない。ざっとだがネットメディアを見ていると、事件形成の要件などないとの論調もある。

 事実を探求することは実に困難なものだ。事実探求をおろそかにし、あるいは心象膨大な論調でマスメディアが世論を喚起するとしたら、それは真っ当な世論とは言えない。

 マスメディアは事実と意見を明確に分離した記事を心がけているだろうが、さらに心がけて欲しいものだ。マスメディアに流れたと言われる官房機密費問題など、自らに痛みが生じるかも知れないことに目をつぶってもいけない。それでこそ、記事への信頼が得られるというものだ。

 

 ルールに基づき民主党代表選は実施されるべきだ。
 それが公正に実施されるよう、マスメディアは恣意的な論調を避けるべきだ。
 ネットメディアは、取材上の制約など困難も多々あるだろうが、しがらみのない記事をこれからも期待する。

   (2010年8月31日記録)

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