映画:のだめカンタービレ最終楽章・後編
出演 上野樹里
玉木宏、他
場所 109シネマズ MM横浜
鑑賞 2010年6月1日
指揮者として実績を重ねる千秋。千秋に追いつくべくレッスンに励むのだめだが、師オクレールはコンサート出場を許可しない。ある日、あせるのだめはラベルのピアノ協奏曲の演奏を聴いて心惹かれ、いつか千秋との共演を夢見る。
しかし、千秋とルイがラベルのピアノ協奏曲を共演、その演奏の素晴らしさに直面したのだめは大きな衝撃を受けて・・・・。
クラシック音楽を縦糸に、様々な青春群像を横糸にした娯楽作品として、おおいに楽しめます。その理由を考えると。
まず、女優・上野樹里の魅力。間が抜けているようで、それでいて大器の片鱗を感じさせるのだめ役が実にはまっています。ピアノ演奏の演技もさほど違和感を感じさせません。
今回を以ってのだめカンタービレが終わるのは惜しい。が、大河ドラマに主演した後ののだめを見たいと思わないし(私は大河ドラマを見たことがありませんけど)。
それとクラシック音楽の魅力。クラシック音楽全体からすれば、極めて限られた一面しか見聞きできません。最初から最後まで演奏されるわけではありません。欲求不満を抱いたり、もっと聴きたいと思ったら、演奏会なり録音されたものを聴くなりして解消するしかありません。そう思わせたら映画として成功でしょうし、成功しています。
前編を見ていなくとも、後編だけで楽しめそうです。
(2010年6月5日記録)
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